キングコング西野亮廣、『プペル』続編は相方・梶原の“失踪事件”が物語の種「非常にパーソナルな部分をテーマにした」

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2025年08月21日 14:20  ORICON NEWS

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『プペル』続編は相方がモデルと明かしたキングコング・西野亮廣 (C)ORICON NewS inc.
 お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣(45)が21日、神奈川県芸術劇場で行われた『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』(2026年春公開)制作報告&声優発表会見に登場した。本作の物語は相方・梶原の“失踪事件”という実体験をもとにしていると明かした。

【動画】キンコン西野、相方・梶原の“失踪”を回想「精神的にやられてある日突然いなくなって…」

 本作は、西野が製作総指揮・脚本を担当した2020年公開のオリジナルアニメーション『映画 えんとつ町のプペル』の続編。2019年に発売された絵本『チックタック 約束の時計台』(にしのあきひろ著)を原案に、大幅なスケールアップをして映画化した。アニメーション制作は、STUDIO4℃が再び担当。前作に引き続き監督を廣田裕介氏が務める。

 今回の舞台は、前作『映画 えんとつ町のプペル』から1年後のハロウィンの日…。青空を取り戻したえんとつ町。産業も活発になった町で、ルビッチもプペルを失った喪失感から抜け出して、次の一歩を踏み出す努力を始める。プペルに出会ったハロウィンの奇跡が起きた日、ルビッチはネズミに誘われ、不思議な世界へと迷い込む。そこで繰り広げられる新たな大冒険。相棒との出会い、個性豊かな新キャラクターたちと繰り広げる数々のドラマ、ルビッチは元の世界に戻れるのか。ワクワクする冒険と感動が詰まった、壮大なエンターテインメント作品になっている。

 今作のテーマについて西野は「前作もそうだったんですけど、今作も自分が大きく感情が動いた思い出からピックアップして、非常にパーソナルな部分をテーマにさせていただいた」と話しはじめる。それは若手時代のブレイク時に、相方の梶原雄太が失踪した事件だった。「デビュー直後、たいした実力がないまま、まぐれ当たりでスピード出世して。でもやっぱり実力がないもんですから結果が出せず、2年目、3年目の時に梶原さんが精神的にやられてしまって失踪したことがあって」と回顧する。

 その時にコンビの仕事が全てストップし、突きつけられたのは西野一人で活動するかという選択だったという。しかし西野は「万が一僕が1人で活動して、それがたまたまうまくいってしまったら、もう梶原くんが戻ってくる場所がなくなってしまう。確かに腹は立っていたんですけども、やっぱり2人でしゃべってる時間とか漫才してる時間が非常に楽しかったので、梶原くんが戻ってくる場所がなくなっちゃうのはちょっと嫌だなと思って。だから“待つ”って決めたんです」と語る。

 結果的にはほどなくして戻ってきたそうだが「相手を信じるっていうことが自分の中で大きな挑戦でした。そのことを思い出したときに“待つ”っていうことがキーワードになって。僕だけの話だけじゃなくて、たとえばお父さん、お母さんが子どもの成長を信じて待つっていうのも大きな挑戦であると思うし、“待つ”って皆さんにとってのテーマでもあるなと思ったんです」と、過去のコンビでのエピソードが本作のテーマの元となったことを明かした。

 会見には、本作から新たにルビッチ役を務めることが発表された永瀬ゆずな、廣田裕介監督、STUDIO4℃プロデューサーの田中栄子氏も登壇した。


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