
今日2日、東北や関東から西の各地で9月とは思えない猛烈な暑さ。関東内陸部では40℃に迫り、猛暑日地点数は2日続いて200地点超。明日3日も関東から西は日差しがあり、朝からみるみる気温が上昇。特に、関東甲信の内陸部で40℃近い暑さになる所もあり、災害級の猛暑に警戒。
今日2日「9月としては初」 暑さ記録が続出
今日2日、東北や関東から西の各地で9月とは思えない猛烈な暑さとなっています。
午後3時30分までに、全国のアメダス地点で最も気温が高かったのが、埼玉県鳩山町で39.8℃。次に群馬県桐生市で39.0℃、群馬県館林市と埼玉県熊谷市で38.9℃。関東の内陸部で外出が危険な酷暑となりました。
9月としても過去にない暑さの記録が続出しました。仙台市では37.4℃まで上がり、統計開始以来、最も高い気温を9月のこの時期に観測しました。また、東京都心で37.0℃まで上がり、この夏は27回目の猛暑日となりました。過去の猛暑日の歴代最多記録を大幅に更新し続けています。
また、大阪市は今日2日でことし42回目の猛暑日になり、歴代最多記録を更新しました。
※過去の猛暑日歴代最多記録:東京都心:2022年の22回。大阪市:2024年の41回。
猛暑日地点数は昨日1日が250地点、今日2日は240地点となり(※午後3時30分まで)、9月に2日連続で猛暑日が200地点を超えたのは初めてのことです。
明日3日 関東内陸部で40℃迫る 9月なのに災害級の酷暑続く
明日3日も関東から西は日差しがあり、朝からみるみる気温が上昇します。
関東から九州にかけては、35℃以上の猛暑日が続き、災害級の猛暑に警戒が必要です。特に、関東甲信の内陸部で40℃近い暑さになる所もあり、埼玉県熊谷市や群馬県桐生市では39℃の予想です。
東北南部でも平年より気温がかなり高く、猛烈な暑さは続きますが、猛暑日の所は今日2日に比べると少なくなるでしょう。
4日・5日の雨でようやく猛暑が落ち着く
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今日2日は前線や低気圧が通過している北日本では雨が降り続いていて、秋田県など東北の日本海側で記録的な大雨となっています。明日3日昼前にかけて土砂災害など大雨災害に厳重な警戒が必要です。【追記】明日3日未明〜朝にかけては、東北・北陸地方で「線状降水帯」が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。特に、記録的な大雨となった東北の日本海側では厳重に警戒し、早めの避難を心がけてください。
明日3日は前線が次第に南下する見込みです。今夜から明日3日午前中は日本海側で局地的に雨が強まるでしょう。明日3日午後は関東など太平洋側でも局地的に滝のような雨や雷雨となりそうです。日中の暑さに加えて、午後からは平野部でも突然の大雨や雷、竜巻などの突風にご注意ください。
4日から5日にかけては、南から暖かく湿った空気が流れ込み、これまで晴天続きだった太平洋側で雨が強まるでしょう。局地的にはまとまった雨となり、警報級の大雨となる可能性もあります。
この雨のタイミングでようやく厳しすぎる猛暑がおさまるでしょう。ただ、土日は再び晴れると同時に気温が上昇。最高気温は西日本、東日本の広い範囲で35℃前後まで上がるでしょう。日本のどこかで40℃に迫るような酷暑にはならない見通しですが、まだまだ熱中症に油断しないでください。この夏は異例の猛暑となっていますが、引き続き、万全な暑さ対策を心がけてください。