10月11日、『キングオブコント2025』(TBS系)が放送され、日本一のコント師が決まる。今大会は9年ぶりの決勝進出となるしずる、4年ぶりのうるとらブギーズといった“決勝返り咲き組”のほか、初出場の5組、昨年のファイナリスト3組がチャンピオンを目指して争う。
2012年の同大会チャンピオンであるバイきんぐの小峠英二(49)は優勝をきっかけに、害虫駆除のアルバイトをやめてスターダムにのし上がった。2018年チャンピオンのハナコは優勝後、『新しいカギ』(フジテレビ系)のレギュラーメンバーに抜擢され、土曜の夜の顔に定着して若者世代から熱狂的な人気を誇っている。
彼らのようにコントをきっかけに大ブレイクを果たした芸人は多い。そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、お笑い好きな20〜70歳の男女500人を対象に「好きなコント師」についてアンケート調査を実施した。
第3位は同票で二組が並んだ。まず一組目は安定感抜群のバナナマン。
『バナナマンのせっかくグルメ!!』(TBS系)や『バナナサンド』(TBS系)といった冠番組を複数持ち、テレビで引っ張りだこの2人。しかし、多忙な中でも毎年のように「bananaman live」シリーズを始めとした単独ライブを開催しており、コントへの情熱は持ち続けている。
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アンケートでは、結成30年を超えるベテランコンビの安定感を評価する声が続出。コントでもテレビ番組でも、長年培われたコンビネーションを発揮できるのが彼らの強みだろう。
《安定感が抜群、王道》
《コントも平場も面白いから》
《コンビネーションが良くライブが面白い》
同じく第3位となったのは多才なバカリズム(49)。
過去3回にわたり『R-1グランプリ』(フジテレビ系)の決勝に進出し、孤高のピン芸人という印象が強いバカリズムだが、2023年に息子が生まれ、最近では子煩悩な一面も見せている。芸人以外にドラマや映画の脚本家としても活躍中。映画『架空OL日記』で第36回向田邦子賞、ドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)で第115回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞するなど、マルチな才能を見せている。
アンケートでも多くの人が多才ぶりを絶賛。さまざまなジャンルの創作を経験してきた彼の頭脳から生み出される知的な笑いは、視聴者の心を掴んで離さない。
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《フリップ芸からドラマの脚本まで手掛けるなど幅広く活躍している》
《頭が良い 鋭い所をつく》
《知的な笑いが好きだから》
第2位は高い演技力を誇る東京03。
2009年に『キングオブコント』で優勝した彼らは、公式YouTubeチャンネルにも多数のネタ動画を投稿しており、ライブのチケットは毎回即完売という生粋のコント師だ。コントで磨かれた演技力は俳優としても発揮されており、メンバーそれぞれがドラマや映画にも出演している。特に角田晃広(51)は大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK)や『半沢直樹』(TBS系)など、話題作にも多数起用されてきた。
アンケートでもやはり彼らの演技力を賞賛する声が多くあがった。3人それぞれの活動を経て、コントひと筋の職人芸はさらに輝きを増している。
《演技力があり、話の展開が面白い》
《3人でそれぞれ異なった役を演じるのが面白い》
《コント一筋で内容も日常を取り上げていてわかりやすい設定なので見ていて面白いから》
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そして、栄えある第1位に選ばれたのは、漫才とコントの二刀流・サンドウィッチマン。
2007年に『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で優勝したことで、漫才師のイメージが強いサンドウィッチマンの2人。いっぽうで2009年には『キングオブコント』で準優勝しており、惜しくも“二冠”は逃したもののコント師としても確かな実力を有している。
株式会社ビデオリサーチが実施している「タレントイメージ調査」では、タレント人気・男性部門で13回連続1位を獲得するなど、好感度も抜群だ。また、地元愛が強く、東北の観光大使を複数掛け持ちしていることでも知られている。アンケートでは、彼らが生み出す“安心感のある笑い”への評価が高かった。サンドウィッチマンのネタは、見る側も肩の力を抜いて楽しめるのが人気の秘訣かもしれない。
《面白いので好き。コントだけではなく、漫才も面白い。こちらの笑いのツボにしっかりと突き刺さる面白さ》
《地元のお笑い界の雄! 何でもそつなく熟す実力者で、かつ雰囲気も良い!》
《全年齢が楽しめるコントを行うことが出来る》
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