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元HKT48の女優兒玉遥(29)が11日、都内で、「1割の不死蝶 うつを卒業した元アイドルの730日」(KADOKAWA刊)発売記念会見に登壇した。
うつ病による2度の休業を経てたどり着いた境地をつづった自叙伝。出版社からのオファーがきっかけだったといい「芸能やアイドルってたくさんの人の夢である職業なのに、私自身が心を壊しちゃって。そんな姿をこんな赤裸々に書いたものを出していいのか、すごく葛藤もあった」としつつ「応援してくださる方にうそのない自分でいたいと思いましたし、話した方が自分の心も楽になるなと」と出版を決意した。
先日はSNSで、自民党高市早苗総裁の発言を受けてエールを送り「私はそんな素晴らしい人間ではございませんので… 私自身はライフワークバランスという言葉を最優先します。休んで、休んで、休んで、休んで参ります」と記した。 同投稿について聞かれると、「私自身は休むことも重要と思っているし、休むのも仕事だと思っているので。これからもしっかり休んで参ります」と笑顔で宣言した。
うつになったきっかけとしては「自分の性格が一番大きかった。自分自身を責める気持ちや、自分に期待しすぎちゃった」と回想。アイドル当時は「反省ノート」に自分の悪いところ、できないところを日々つづっていたという。
医者からは「元気な姿に戻れる確率は1割」と伝えられたというが、母の献身的なサポートもあり乗り越えた。「社会人になって2年半休むというのはなかなかできないと思いますし、休む勇気も必要だった」。 現在は通院や薬に頼らず過ごせている状況といい、「気分がめいったときは朝日光浴びてウォーキングしたり早寝早起きをするという対策でなんとかメンタルは保てています」と説明。「アイドルになってうつ病になって、今は俳優業をしていますけど、いいか悪いかは判断しづらいけど、自分の人生を愛しています」と笑顔で胸を張った。
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