台風23号、伊豆諸島東方へ=土砂災害に注意―気象庁
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2025年10月13日 17:31 時事通信社

強い台風23号は13日午前7時ごろに伊豆諸島・青ケ島付近を通過し、午後は同諸島の東方海上へ遠ざかった。同諸島接近時は風雨が強まり、八丈島で激しい雨が降った。気象庁は地盤が緩んでいる所があるとして、引き続き土砂災害に注意するよう呼び掛けた。
八丈島では午前6時40分すぎまでの1時間雨量が44.0ミリ、午後1時50分までの12時間雨量が130.0ミリとなった。午前6時15分には八丈島空港で最大瞬間風速42.7メートルを観測した。
23号は台風22号ほど勢力が強くないものの、似たコースを進んだ。八丈島では22号が9日早朝に接近した際、避難所になっていた旧末吉小学校や教職員住宅に土砂が流入したが、けが人はいなかった。多数の家屋が壊れ、断水や停電が広域で続いている。
23号は午後3時、八丈島の東約260キロの海上を時速35キロで東北東へ進んだ。中心気圧は975ヘクトパスカル、最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートル。南東側150キロ以内と北西側95キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、南東側330キロ以内と北西側220キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
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