この先1か月も全国的に高温傾向 寒気は一時的で季節の進みはゆっくり 1か月予報

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2025年10月23日 16:08  日本気象協会

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日本気象協会

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この先1か月も全国的に高温傾向が続くでしょう。来週前半は一時的に北日本に寒気が流れ込みますが、その後は季節の進みはゆっくりとなりそうです。2週目(11月1日〜11月7日)は東日本や西日本の太平洋側では低気圧や前線の影響を受けやすく、平年より晴れる日が少ないでしょう。

太平洋側で平年より降水量多い

1週目(10月25日〜10月31日)は、低気圧や前線の影響で、北日本や東日本の日本海側では平年より曇りや雨の日が多いでしょう。来週前半は寒気の影響で北海道では平地でも広く雪が降りそうです。北日本や東日本、西日本の太平洋側は晴れる日が多い見込みです。沖縄や奄美は前線や湿った空気の影響で、平年に比べぐずついた天気の日が多いでしょう。

2週目(11月1日〜11月7日)は、北日本の日本海側は平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。東日本や西日本の日本海側では天気は数日の周期で変わりそうです。北日本の太平洋側では晴れる日が多いですが、東日本や西日本の太平洋側では低気圧や前線の影響を受けやすく、平年より晴れる日が少ないでしょう。沖縄や奄美は平年に比べ晴れる日が少ない見込みです。

3〜4週目(11月8日〜11月21日)は、寒気の影響を受けにくく、北日本や東日本の日本海側では平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。北日本から西日本の太平洋側は晴れる日が多い見込みです。沖縄や奄美では天気は数日の周期で変わるでしょう。

この先1か月の降水量は、北日本から西日本の太平洋側は平年並みか多い予想です。沖縄や奄美は平年より多いでしょう。日照時間は東日本や西日本で平年並みか少なく、沖縄や奄美で平年より少ない見込みです。

北日本(北海道・東北)
東日本(関東甲信・東海・北陸)
西日本(近畿〜九州)

平均気温 平年より高く 季節の進みゆっくり

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1週目(10月25日〜10月31日)の平均気温は、北日本は平年並みでしょう。来週前半は寒気が流れ込むため、朝晩は冷え込み、日中も寒い日がありそうです。一方、東日本は平年並みか高く、西日本や沖縄・奄美は平年より高いでしょう。

2週目(11月1日〜11月7日)と3〜4週目(11月8日〜11月21日)の平均気温は平年より高いでしょう。暖かい空気に覆われやすく、2週目は北日本や東日本はかなり高くなる見込みです。季節の進みは遅く、平地の紅葉の色づきはゆっくりとなりそうです。

高温に関する早期天候情報も

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また、今日23日、気象庁は、北海道や東北、関東甲信には「高温に関する早期天候情報※」を発表しました。北海道や東北は10月30日頃から、関東甲信は11月1日頃から「かなりの高温」が予想されています。ただ、12月になると、一気に冬の寒さとなる予想で、暖房器具の点検など冬支度は進めておくと良さそうです。

※「高温に関する早期天候情報」は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表されるものです。具体的には、6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

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  • 寒いくらいだが?20度前後で過ごしやすいのですが?例年よりは高めと言いたいのでしょ?暑い・高温傾向って温暖化を強調したいだけでしょ
    • イイネ!1
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