G大阪が敵地でナムディンFCを下しACL2決勝Tへ! [写真]=AFC AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)グループF第4節が5日に行われ、ナムディンFC(ベトナム)とガンバ大阪(日本)が対戦した。
昨年の明治安田J1リーグを4位で終え、創設2年目のACL2に参戦しているG大阪。初戦で東方(香港)を3−1で下すと、続く第2節はラーチャブリー(タイ)に2−0で完勝し、前節はベトナム王者のナムディンFCを3−1で撃破。無傷の3連勝を飾り、グループFで堂々の首位に立っている。グループステージも折り返しを迎え、今節はナムディンFCとの再戦に。4連勝を飾り、決勝トーナメント進出を確定させることはできるだろうか。
開始早々の7分にG大阪が幸先良く先制する。相手を押し込んだ状態でボールを回し、左サイドに大きく開いた初瀬亮が絶妙なクロスをゴール前に送ると、駆け上がってきた美藤倫がヘディングシュートを叩き込んだ。21分にはパーシー・タウに左ニアゾーンを取られてピンチを迎えたが、マフムード・イードのシュートは際どいコースには飛ばず、GK東口順昭ががっちりとキャッチした。
先制したG大阪だが決定機を作れない時間が続き、ナムディンFCの前線の選手のフィジカルと個人技を生かした攻撃に苦戦。それでも随所で体を張った粘り強い対応が光り、ボールを保持しながらゲームを進めていく。44分には敵陣右サイド深くでのスローインを起点に細かくパスを繋ぎ、山下諒也がボックス内に侵入したところから安部柊斗と宇佐美貴史が立て続けにシュートを放ったが、相手守備陣に阻まれた。前半はG大阪の1点リードで終了する。
後半はナムディンFCが前への圧力を強め、G大阪はなかなか思うようにボールを前進させることができない。ダニエル・ポヤトス監督は47分の鈴木徳真に続き、62分には倉田秋と満田誠を投入し状況の打開を図るが流れは変わらず。それでもGK東口を中心に自陣ゴール前では集中した対応を続け、リードを保ったまま時計の針を進めていく。
87分、自陣右サイドのロングスローからリー・コン・ホアン・アインに強烈なボレーシュートを打たれるも、ゴール前にポジションを取っていた岸本武流がブロック。試合はこのまま0−1で終了し、序盤の1点を守り抜いたG大阪が4連勝でACL2決勝トーナメント進出を決めた。次節は27日に行われ、ナムディンFCはラーチャブリー、G大阪は東方といずれもアウェイで対戦する。
【スコア】
ナムディンFC 0−1 ガンバ大阪
【得点者】
0−1 8分 美藤倫(ガンバ大阪)