限定公開( 16 )

株式会社サクラクレパスは12月11日、スペイン・バルセロナで開催されたマンガイベントにて展示された販促物に関する調査結果の「第二報」を公表しました。
SNS上で「生成AIで作られたものではないか」と物議を醸していたこの問題。同社は調査の結果、当該イラストが「生成AIを用いて制作されたものである」ことを正式に認めました。
事の発端は、スペインで開催されたマンガイベントにて、サクラクレパスのグループ会社が掲出した販促用タペストリーです。
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描かれたキャラクターが持つペンや、企業ロゴの描写に不自然な点が見受けられたことから、SNS上では「クリエイターを支援する画材メーカーが、生成AIを使用した広告を出すのはいかがなものか」といった疑問や批判の声が上がっていました。
これを受け、同社は12月9日に「第一報」として、ロゴの規定違反や商品デザインの相違を確認したと発表。当該販促物の使用停止と撤去を進めるとともに、制作・発注に関与したグループ会社への事実確認を行っていました。
その後、12月11日に公開された「第二報」では、当該販促物のイラストについて「当該販売子会社にて生成AIを用いて制作されたものであることを確認いたしました」と明言。
ロゴや商品の表記が実物と異なっていた点については、「グループ会社内におけるデザインチェックのプロセスが、十分ではありませんでした」と説明しています。
同社は今回の事態を受け、「ご不快な思いをおかけしましたことを、心よりお詫び申しあげます」と改めて謝罪。今後はグループ全体でチェック体制を強化し、再発防止に努めるとしています。
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報告の最後は、「今後も画材の提供を通じて皆様の創作に寄り添い、“創作の源泉”を支えることを大切にしてまいります」という言葉で締めくくられました。
<参考・引用>
サクラクレパス【公式】(@1921_SAKURA)
サクラクレパス公式HP「第二報 当該販促物に関する事実確認の結果」
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025121107.html|
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