林芳正総務相=10月29日、東京都千代田区 林芳正総務相は11日の衆院総務委員会で、昨年の衆院選で自身の陣営が支払った少なくとも11人分の労務費について、「実態と合致しない領収書が提出されていた」と明らかにした。その上で、今後さらに確認し、選挙運動費用収支報告書を訂正する考えを示した。
林氏は委員会審議で、ポスターの維持管理やはがきの宛名書きなどの名目で269人に労務費を払ったとの報告に関し、「大半は不適正な支出とは認められなかった」と説明。11人分についても「運動員買収など公職選挙法に反する違法な支出ではない」と述べた。