
関東地方で今年初めて35度を超える「猛暑日」となるなど、全国的に暑さが続いていますが、一方で「台風6号」が接近中です。
今後、太平洋側の広い範囲で大雨や暴風に警戒が必要です。
坂口 愛美気象予報士:
そもそもこの時期、台風が2〜3年に1回は沖縄に近づきます。
しかし、多くの台風は大陸側へ抜けるため、今回のように進路を東に変えて本州へ接近するのは、この時期としては珍しいことです。これは太平洋高気圧と偏西風の流れが、例年よりも早く季節が進んだ状態になっているためだと思われます。
今後の台風の進路ですが、2日の昼過ぎには九州に最接近します。その後、2日の夜には九州、四国や近畿、3日の朝には東海、そして昼前後には関東地方に最接近する見込みとなっています。
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本州に一気に近づいてきて、3日の夕方〜夜くらいには抜けていく見込みとなっています。
九州や奄美に「線状降水帯」発生のおそれ 太平洋側を中心に激しい雨坂口 気象予報士:
続いて、雨の予想です。
この後も台風本体の活発な雨雲が沖縄にかかりそうです。その後、移動して奄美地方に雨雲がかかります。
2日になると、台風の接近前から九州や四国、近畿など、特に太平洋側を中心に雨足が強まりそうです。
また、宮崎県には2日昼前〜夕方、鹿児島県には2日明け方〜夕方、奄美地方では2日明け方〜昼前に線状降水帯が発生するおそれがあるということです。
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2日正午以降は、台風の進路とともに、雨雲も東へ移動していきます。
関東地方への最接近は3日の昼前後ですが、雨と風のピークはその前となる見込みです。非常に激しい雨が降り、風も相当強まる予想となっているので、3日の朝は交通機関に影響が出るおそれがあります。
井上キャスター:
このルートですと、新幹線などにも影響が出る可能性もありますね。
坂口 気象予報士:
3日正午までの48時間に予想される降水量は、特に太平洋側や、南東側の斜面でかなり雨量が多くなりそうです。
台風の風は「反時計回り」に吹くため、南東からの湿った風が山に直接吹き付けます。さらに、西日本には梅雨前線が停滞している影響もあり、南東向きの斜面を中心に雨量が増えそうです。
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1日に「九州南部が梅雨入り」というニュースがありましたが、梅雨と台風の影響で九州は前線の影響も加わるので、より警戒が必要です。
「梅雨入りの発表」は、雨のシーズンが始まったことを伝えるのと同時に、「防災意識を向上させよう」というメッセージでもありますので、1日の発表になったのではないかと思われます。
井上キャスター:
6月の台風は過去にもありました。
今回の台風と似たコースで、各地に被害をもたらした2023年の「台風2号」は死者6人、けが人29人を出しました。
また、高知、和歌山、奈良、三重、愛知、静岡では線状降水帯が発生しました。
2023年6月1日〜3日の間で、東海地方では降り始めからの雨量が500ミリを超え、四国、近畿、関東地方でも400ミリを超えました。
今回の台風は、これほどの雨量ではないということでしょうか?
坂口 気象予報士:
2023年の「台風2号」の時よりも、台風そのものが日本列島のすぐ近くを通る予想となっているので、前線の停滞する感じもこのときとは少し様子が違っています。
2023年の時は梅雨前線と台風の影響でとにかく雨に注意が必要でしたが、今回はどちらかというと台風本体の雨風が強まるので、風にも注意が必要となってきます。
井上キャスター:
最後に、気象庁から発表される「防災気象情報」についてです。
「レベル4(紫)」についてですが、「レベル4」が出た段階で、すでに危険な場所からの避難を完了している必要があります。
詳しい情報は自治体から発表されますが、「『レベル5』まであるからまだいいや」ではなく、「『レベル4』までに避難を完了する」ということを頭に入れておいてください。