藤原季節 朝ドラ出演中異例プロボクシング“デビュー戦”1回TKO負け 連打繰り出すも左浴びる

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2026年09月01日 20:33  日刊スポーツ

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スーパーバンタム級4回戦 1回、松村航(左)と打ち合う藤原季節(撮影・野上伸悟)

<プロボクシング:DANGANオール4回戦>◇1日◇東京・後楽園ホール


藤原季節(33=石神井スポーツ)が、NHK連続テレビ小説「風、薫る」(月〜土曜午前8時)に出演している中、スーパーバンタム級(55・3キロ以下)4回戦で、プロボクシングのリングに立ち、松村航(26=FUNABASHI E−BOX)に1回2分6秒TKO負けした。


10キロの減量に挑み、8月31日の前日計量を55・34キロでクリアした藤原はこの日、TBS系で3月に放送、U−NEXTで配信された「ちるらん 新撰組鎮魂歌」のTシャツを着てリングイン。主演の山田裕貴(36)が「『ちるらん』のために作ってくれた」(藤原)大切なTシャツで思いを背負った。さらに、ボクシングパンツには、27年3月公開予定の主演映画「赤土に眠る」(金子雅和監督)のタイトルを入れた。


1回10秒過ぎに、オーソドックス(右構え)の藤原は、サウスポーの松村に右を放っていった。松村の左方向に回り、左の直撃を食わないよう、対策の跡をのぞかせた。35秒過ぎには左右の連打を繰り出した。ただ、1分50秒過ぎに、松村の赤コーナー付近で連打を浴び、後退すると、畳みかけられ、ニュートラルコーナー付近で痛烈な左を浴び、沈んだ。レフェリーは、ノーカウントで試合を止めた。


試合後、藤原は倒れたニュートラルコーナーに置かれた椅子に座り込んだ。ジムのスタッフに声をかけられると、気を取り直して立ち上がり、松村と健闘をたたえ合い、客席に向かって両手を上げた。


藤原は、25年のNetflixシリーズ「阿修羅のごとく」(是枝裕和監督)でボクサーの陣内英光役での出演が決まり、23年1月に輪島功一スポーツジムに入会。日々、トレーニングを続けていく中で、ボクシングが人生においてかけがえのないものになっていった。同11月に後楽園ホールで試合のシーンを撮影し同年末に撮了後、1度は練習を休んだが、プロテストを諦めきれなかった。合格を目指して再始動し、24年9月に合格。25年8月に引っ越しに伴い同ジムを休会し、練習からも離れたが、4月に練習を再開。同ジムから移籍した磯谷和広トレーナーを追いかけて石神井スポーツボクシングジムに移籍し、試合という目標を掲げた。


デビュー10年と30歳の節目の23年に出版した「めぐるきせつ」(ワニブックス)で、人生の歩みを赤裸々につづった。その中で、本名は「けんじ」と明かし、自分の居場所を探し続けたことなどをつづった。「25年11月の撮影から帰って燃え尽きて正直、俳優を続けられるかと思ったんですけど、浮き沈みに耐えられる自信を『けんじ』として手に入れたい。肉体を持って闘いたい」と、今年1月にリングに立つことを決意。所属事務所オフィス作とケガを含めたリスクも考慮し、何度も話し合い、人生で唯一、続けられた芝居がきっかけで始めたボクシングが、生きる1つの意味となり「やり切った」と言い切るため、後先は考えず1試合にかけると誓い、出場を最終決定し8月8日付日刊スポーツ本紙で公表した。


藤原は「風、薫る」に、海軍中尉の小日向栄介と、正体の詐欺師・寛太役で出演中で、9月まで出演回の放送が続く中、朝ドラ俳優がプロボクシングのリングに立つのは極めて異例で、翌2日放送回にも出演する。「赤土に眠る」には、日本にも旧石器文化があったことを証明した考古学者・相澤忠洋さん役で主演する。

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  • だって50代の俺より腕も足も細いもん。ぜんぜん怖さがないね
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