作業用ケーブルカー「インクライン」=27日、富山県黒部市 富山県は、黒部峡谷鉄道欅平駅(同県黒部市)と黒部ダム(同県立山町)を結ぶ「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放が10月2日から始まるのを前に、メディア向けツアーを開催した。同ルートは、関西電力が黒部川の電源開発を目的に整備した全長約18キロの輸送路。
ツアーでは、標高差約200メートルの「竪坑エレベーター」や斜度34度の傾斜を走る作業用ケーブルカー「インクライン」などを乗り継ぐのが見どころの一つ。地下200メートルにある「クロヨン」の愛称で知られる黒部川第四発電所や、仙人谷ダム、作家吉村昭の作品で描かれた「高熱隧道(ずいどう)」などを見て回る。
同ルートで専門ガイドを務める鷲塚保男さん(79)は「電源開発がどれだけ大変なものだったのか伝えていきたい」と意気込んだ。