AFCアジアカップUAE2019・決勝が2月1日に行われ、日本代表とカタール代表が対戦した。
ついにファイナルを迎えたアジアカップ。日本のスターティングメンバーは権田修一、酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、長友佑都、柴崎岳、塩谷司、堂安律、南野拓実、原口元気、大迫勇也の11人。イラン代表戦で負傷した遠藤航に代わって、塩谷がボランチで出場した。
先に試合を動かしたのはカタールだった。12分、アクラム・アフィーフがクロスを送ると、アルモエズ・アリがゴールに背を向けた状態でトラップし、そのままボールを2回蹴り上げ、オーバーヘッドシュートを放つ。これが右ポストに当たりながらゴールに吸い込まれ、カタールが先制する。
さらに27分には、ペナルティエリアの外からアブデルアジズ・ハティムが左足でミドルシュート。綺麗な軌道を描いたボールがゴール左隅に決まり、カタールがリードを2点に広げ、前半を折り返した。
早い時間に追いつきたい日本は69分、塩谷の縦パスを受けた大迫の落としから一つ持ち出して抜け出した南野が、GKとの一対一を迎えるとうまくボールを浮かしてゴールへと流し込み、1点を返した。
しかし81分、セットプレーの際に吉田の手に当たったとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、カタールがPKを獲得。これをアクラム・アフィーフが左に決め、再びリードを2点に広げた。
終盤猛攻を仕掛けた日本だったが得点を奪うことはできず、1−3で試合終了。カタールがアジアカップ初制覇を果たした。
【スコア】
日本代表 1−3 カタール代表
【得点者】
0−1 12分 アルモエズ・アリ(カタール)
0−2 27分 アブデルアジズ・ハティム(カタール)
1−2 69分 南野拓実(日本)
1−3 81分 アクラム・アフィーフ(PK/カタール)
【スターティングメンバー】
日本代表(4−2−3−1)
権田修一;酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、長友佑都;柴崎岳、塩谷司(84分 伊東純也);堂安律、南野拓実(89分 乾貴士)、原口元気(62分 武藤嘉紀);大迫勇也
カタール代表(3−5−2)
アル・シーブ;アル・ラウィ、フーヒー(61分 アルハジリ)、サルマン;コレイラ、アル・ハイドゥース(74分 ブディアフ)、マディボ、ハティム、ハサン;アフィーフ、アリ(90+5分 アラーッディーン)