しまむら、衣料品回収を200店舗で実施　購入後衣料品の「廃棄ゼロ」を目指す

　しまむら（さいたま市）は、購入後に不要となった衣料品の「廃棄ゼロ」を目指し、衣料品回収をしまむらグループ200店舗で実施する。回収した衣料品は、カイタックファミリー（岡山市）の「MUDAZERO」プロジェクトを通じて服から服へのリサイクルを行う。

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　しまむらグループでは、「商品廃棄ゼロの継続と進化」をESG課題（環境・社会・企業統治に関する課題）の一つと位置付け、販売する商品を最後の1枚まで売り切る「廃棄ゼロ」を実施している。今後はこの取り組みをさらに進化し、購入後に不要となった衣料品についても「廃棄ゼロ」を目指すという。

　回収期間は11月11日〜12月15日で、しまむらグループ200店舗（埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県、大阪府、兵庫県の一部の店舗）で実施する。衣料品は他社品も回収するが、下着、靴下、靴、服飾雑貨（カバン・帽子など）、寝具類、革製品（合成皮革含む）は対象外としている。

　回収した衣料品は、カイタックファミリーの「MUDAZERO」プロジェクトを通じて、糸、生地、製品としてリサイクルする。同社は総合アパレルメーカーで、持続可能なファッション産業の未来に向け、世界的デニム生産会社ISKOと新たなパートナーシップを結び、2023年に「MUDAZERO」プロジェクトをスタートしている。