「気象衛星ひまわり」の観測画像の障害について、気象庁は午後6時ごろに復旧を完了したと発表しました。
「気象衛星ひまわり」は午前4時ごろに障害が発生し、赤外画像や水蒸気画像などが気象庁のホームページ上で正常に表示できない状態が続いていましたが、気象庁は「午後6時ごろに復旧した」と発表しました。
障害は、「ひまわり」に搭載されている「可視赤外放射計」という観測機器の温度が上昇したことによるもので、観測機器を冷却したところ復旧したということです。
機器の温度が上昇した理由はわかっていないということで、気象庁は引き続き調査を進めるとともに、念のためバックアップ機として軌道に残っている「ひまわり8号」の立ち上げ作業も進めるということです。
気象庁気象衛星課 宮川卓也課長補佐
「この度はひまわりの画像が長時間にわたって乱れ、皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。宇宙空間にある人工衛星ということで、こういった障害が起きたときに速やかに対応できるようにしていかなければならないということを今回改めて認識したところです」
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