26日午前8時半ごろ、鹿児島県・種子島宇宙センターで宇宙航空研究開発機構(JAXA)が行っていた固体燃料ロケット「イプシロンS」の第2段の地上燃焼試験中に異常が起き、火災が発生した。JAXAは試験を中止し、原因を調べている。けが人はいないという。
イプシロンSは2022年まで運用されていた3段式固体燃料ロケット「イプシロン」の改良型。第2段は打ち上げ能力向上のため、推進薬を15トンから18トンに増量したほか、大型の液体燃料ロケット「H3」の固体補助ロケットと推進薬の材料を一部共通化するなどの変更が加えられている。