大荒れの天気で車の立ち往生に警戒 影響はクリスマスまで続く

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2024年12月22日 12:12  日本気象協会

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日本気象協会

大荒れの天気で車の立ち往生に警戒 影響はクリスマスまで続く

明後日24日(火)にかけては、強い寒気の影響で日本海側を中心に大雪になるでしょう。風も強く、猛吹雪となる所もありそうです。車の立ち往生など交通が大きく乱れる見込みです。25日(水)以降も冬型が続くため交通への影響が長く続く可能性もあります。



●道路の気象影響予測(北海道〜東海)


24日(火)にかけては、強い寒気が日本列島に流れ込み、日本海側を中心に大雪になるでしょう。25日(水)以降も、寒気や気圧の谷の影響を受ける所が多く、交通の乱れが長く続く恐れもあります。

道路の気象予測を見ると、北海道や東北、北陸は24日(火)にかけて影響が大きくなるでしょう。雪だけでなく風も強いため、大雪とふぶきの両方の影響がありそうです。関東甲信や東海も一旦影響がやや小さくなる時間帯があるものの、影響が大きい日が多くなるでしょう。

一気に積雪が増えたり、風雪によって見通しが悪くなったりし、立ち往生が発生する恐れもあります。雪かき用のスコップやスリップ防止の砂、防寒グッズ、非常食の準備をすると良いでしょう。また、帰省などで普段通らない道を通ることもあると思います。最新の道路状況の確認し、冬用のタイヤの装備などしっかり準備をしましょう。


●道路の気象影響予測(近畿〜九州)


今日22日(日)は、山陰や中国地方の瀬戸内側、九州北部では雪の量が増える所があり、道路への影響は大きいでしょう。風が強まる所も多く、車が横風にあおられたりすることもありそうです。雪道や凍った道では、急の付く運転「急ハンドル、急ブレーキ、急発進など」は普段以上に危険になります。時間に余裕を持って行動するなど、心に余裕を持つことも大切です。

明日23日(月)以降は、西日本では徐々に冬型の気圧配置が緩むため、影響の大きい範囲は狭くなるでしょう。ただ、近畿北部や山陰など雪や雨が降りやすく、風も強まりそうです。また、朝は冷え込みが強く、積もった雪が凍る恐れもあります。雪が止んだ後も路状況には十分にご注意ください。


●雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を


もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。


●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ


雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。



このニュースに関するつぶやき

  • だいたい立ち往生の原因となるのは行けるところまで行こうとする長距離トラックが多い。
    • イイネ!3
    • コメント 2件

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