【M−1】令和ロマン史上初の連覇達成! 真空ジェシカ、バッテリィズとの最終決戦制す

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2024年12月22日 22:05  日刊スポーツ

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「M−1グランプリ2024」で2連覇を果たした令和ロマン

<M−1グランプリ2024>◇決勝◇22日◇テレビ朝日



結成15年以内で争う漫才日本一決定戦「M−1グランプリ2024」決勝が行われ、令和ロマンが前回から史上初の2連覇となる第20代王者に輝いた。バッテリィズ、真空ジェシカとの最終決戦を制した。過去最多で初の1万組超えとなる1万330組の頂点で賞金1000万円などを手にした。


優勝が決まると2人は両手でガッツポーズし、握手を交わした。昨年の優勝決定後、即次回大会出場を宣言しての連覇。高比良くるま(30)は「去年の倍うれしいです!」と絶叫。松井ケムリ(31)も「悔いなくやれました。もう出たくないです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。


審査員たちも実力を絶賛した。初の審査員となったかまいたち山内健司は「1本目がしゃべくり漫才で、2本目が漫才コントとスタイルを変えても爆笑の渦を起こしていて圧巻でした」。海原ともこも「すごかったですね。出てきた時から空気が今日はすごかったです。かっこよかったです」とたたえた。


NSCで講師なども務めるNONSTYLE石田明も「忙しい中で2本目もこれだけ仕上げてくる。気迫に近いものを感じました」と褒め、博多華丸・大吉の大吉も「自信がネタに詰まっていてすごかったです。2年連続でとんでもない漫才をみせてくれたありがとう」と感謝も口にした。


高比良は「次は審査員をやりたい!」と語り、周囲から「それはまだ早い!」と突っ込まれて笑いを誘い、松井は「俺たちがチャンピオンだ!」と絶叫。並みいる芸人たちが「打倒令和ロマン」を掲げて挑んだ大会で見事な連覇を果たした。


決勝は令和ロマン、ヤーレンズ、ママタルト、ジョックロック、真空ジェシカ、エバース、トム・ブラウン、ダイタク、バッテリィズに、敗者復活戦を勝ち抜いたマユリカを加えた10組で争った。


大会はプロアマ問わず結成15年以内のコンビに出場資格がある。審査員は石田明、海原ともこ、柴田英嗣、哲夫、博多大吉、塙宣之、山内健司、中川礼二、若林正恭の9人が務めた。1次ラウンドは審査員が各100点、合計900点満点で採点。上位3組が再びネタ披露後に審査員の得票数で優勝を決める形で、最多5票を得た令和ロマンが栄冠を手にした。


◆令和ロマン 高比良くるま(たかひら・くるま)は1994年(平6)9月3日生まれ、東京都出身。松井(まつい)ケムリは1993年(平5)5月29日生まれ、神奈川県出身。慶大のお笑いサークル「お笑い道場O−keis」の先輩後輩で18年結成。吉本興業所属。20年NHK新人お笑い大賞受賞。初の決勝進出だった23年M−1グランプリでも優勝し、24年第45回ABCお笑いグランプリ優勝など若くして勢いに乗る人気コンビ。くるまが今年11月に出版した「漫才過剰考察」も話題に。

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