【レコ大】Mrs.GREEN APPLE令和初、史上9組目の連覇 「ライラック」大賞獲得

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2024年12月30日 21:54  日刊スポーツ

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「ライラック」でレコード大賞を獲得し、安住紳一郎アナウンサー(左端)、川口春奈(左から2人目)から祝福される、Mrs. GREEN APPLEの、2人置いて左から藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗(撮影・足立雅史)

<第66回日本レコード大賞>◇30日◇東京・新国立劇場



3人組バンドMrs. GREEN APPLEの「ライラック」が大賞を獲得し、昨年の「ケセラセラ」に続く連覇を果たした。2年連続の受賞は史上9組目で、17年、18年に大賞に輝いた乃木坂46以来。令和になって初の連覇となった。


名実ともに令和の国民的バンドとなった。発表の瞬間、ボーカル&ギター大森元貴(28)ギター若井滉斗(28)キーボード藤澤涼架(31)は身を寄せ合い、喜びをかみしめた。令和になって初の連覇で、バンドの2年連続受賞は史上初。大きな快挙を達成し、大森は感極まった様子で「本当にいろんなことを勉強させていただいた年だったので、すごく胸がいっぱいです。ありがとうございます」と絞り出した。


「ケセラセラ」での初受賞から1年、バンドは「2024年の音楽シーンの顔」とも言える活躍を続けてきた。大森も「大賞受賞をきっかけにより多くの方に聞いていただけるようになった」と明かしていた。5カ月連続で新曲を発表し、1年間で7枚の配信シングルをリリース。タイアップ楽曲も多く、そのなかでもアニメ「忘却バッテリー」オープニング曲として書き下ろした「ライラック」は、自身最速でストリーミング3億回を突破した。


ボーカル大森は同曲について「全年齢が思い起こせる青春ソング。10代だけではなくて、すべての世代に届けることができるポテンシャルを持った青春ソングを書きたいと思って書いた」と語った。昨年の大賞受賞をきっかけに「より多くの方に聞いていただけるようになったと実感している。感謝の気持ちと誇らしさでいっぱい」と明かしていた。


7月には日本のバンド史上最年少となるスタジアムツアーを開催。10月にはKアリーナ横浜で10公演を行い、約20万人を動員。ライブフィルムも大ヒットし、3人で日テレ系バラエティー番組「しゃべくり007」にも出演するなど、破竹の勢いで突き進んだ。大森は「作家としての真価を問われた。自分自身で決めたことですけど、メンバーにもスタッフにも支えられて、本当に有意義で楽しい1年でした」と振り返った。


大みそかには2年連続の紅白歌合戦も控える。デビュー10周年を迎える25年は、7月に横浜・山下埠頭で2日間で10万人動員のライブを予定するなど、さまざまな企画が発表されている。


大賞の盾を3人で持ち、満面の笑みを浮かべた。大森は「昨年も非常に重たい賞だと思ったけど、今年は去年よりも重たかった気がする。精いっぱい精進していきます」。2年連続の栄冠を胸に、節目の10周年イヤーに向けて、華々しくスタートを切った。


◆Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル) ボーカル&ギター大森元貴(28)、ギター若井滉斗(28)、キーボード藤澤涼架(31)の3人組バンド。13年に結成し、15年にミニアルバム「Variety」でメジャーデビュー。20年発売の初ベストアルバムがオリコンとビルビードで1位を獲得。20年7月に活動を一時休止。22年3月に現在のメンバー編成で活動を再開した。ストリーミング再生数1億回超は通算21曲で、アーティスト別で単独1位。

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