6日は活発な雨雲が東進中 鹿児島内で激しい雨を観測 夕方から関東で警報級大雨か

125

2025年01月06日 11:22  日本気象協会

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日本気象協会

6日は活発な雨雲が東進中 鹿児島内で激しい雨を観測 夕方から関東で警報級大雨か

6日(月)午前中は、西日本で雨が強まり、鹿児島県の枕崎で3時間降水量が、1月1位の値を更新しました。活発な雨雲は東へ進んでいて、夕方以降は、関東南部で雷を伴った激しい雨が降り、警報級の大雨になるおそれがあります。道路の冠水や交通機関の乱れなどに、ご注意ください。



●鹿児島県内 あちらこちらで激しい雨


6日(月)は、前線を伴った低気圧が、九州南部を進んだため、午前中は、西日本の所々で雨が強まりました。

鹿児島県の枕崎では、3時20分までの3時間降水量63.5ミリを観測。1月1位の値を更新する記録的な大雨になりました。枕崎では、平年1月の降水量が96.2ミリですので、平年ひと月分の約7割の雨が、たった3時間で降ったことになります。

他にも、鹿児島県内では、1時間降水量が、上中(南種子町)で34.5ミリ(5時5分まで)、種子島で30.5ミリ(4時47分まで)など、あちらこちらで「激しい雨」が降りました。

活発な雨雲は東へ進んでいて、雨雲レーダーを見ますと、10時30分現在、四国や近畿を中心に、雨が強まっています。


●帰宅時間帯は 静岡県・関東南部を中心に 雨が強まるおそれ


6日(月)午後になると、この活発な雨雲は、更に東へ進むでしょう。

近畿は、和歌山県を中心に、昼過ぎまで局地的に雨が激しく降りそうです。東海は、昼過ぎ以降、三重県から愛知県へと、強い雨のエリアが移る見込みです。北陸の雨は、太平洋側ほど強くはありませんが、それでも本降りの雨が続くでしょう。積雪の多い所では、雪崩に注意が必要です。

そして、夕方以降は、静岡県や関東南部を中心に、雨が強まりそうです。

特に、関東南部では、夕方から夜遅くにかけて、雷を伴い「激しい雨」の降る所があるでしょう。雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合には、警報級の大雨となる可能性があります。

久しぶりのまとまった雨ですが、雨が強まる時間帯が、ちょうど帰宅時間帯に重なるでしょう。短い時間に、一気に雨が降ると、道路が冠水したり、交通機関が乱れたりするおそれがあります。

土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に、注意・警戒してください。


●激しい雨って どんな雨?


激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上〜50ミリ未満の雨を表しています。

これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、十分お気をつけください。



このニュースに関するつぶやき

  • 12月は全然降らなかったのに……極端すぎ��������
    • イイネ!7
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(64件)

前日のランキングへ

ニュース設定