20日の朝　マイナス10℃以下は全国で7地点のみ　寒さ和らぐ「大寒」に

今朝(20日)にかけては冷え込みが緩み、午前9時までに最低気温がマイナス10℃以下となったのは、わずか7地点。今日20日は二十四節気の「大寒(だいかん)」。暦とは違って、寒さが和らぎそう。

●「大寒」朝にかけての気温

今日20日は、二十四節気の「大寒(だいかん)」。1年のうちで寒さが最も厳しい頃とされています。実際の寒さは、どうなのか。

今日(20日)は午前9時までにマイナス10℃以下となったのは、全国のアメダスでわずか7地点(富士山除く)。最も低い気温を観測したのは、北海道中札内村の上札内と岩手県の雫石で、マイナス11.4℃でした。

最低気温0℃未満の冬日は340地点と、昨日19日の627地点からは大幅に減少しています。上空にはこの時期としては暖かい空気が流れ込んでいるため、全国的に朝の冷え込みが緩みました。

●全国的に3月並みの気温に

今日20日の最高気温は、沖縄では20℃を超える所が多く、昼間は上着いらずの陽気でしょう。九州から関東は10℃から15℃のエリアの所が多く、福岡は12℃、大阪と名古屋は14℃、東京都心は13℃まで上がる予想です。北陸や東北南部は10℃を超える所が多く、金沢は12℃、仙台は11℃。東北北部は8℃前後の所が多いでしょう。北海道は、太平洋側で5℃を超える所もありそうです。

東日本や北日本を中心に昨日19日より高く、3月並みの暖かさの所が多いでしょう。雪が多く積もっている所では、屋根からの落雪やなだれにご注意ください。

●夜も気温は高め

夜は気温が下がりますが、極端な冷え込みはないでしょう。

午後9時の気温は、福岡で8℃、東京都心で9℃の予想です。北海道は1℃と、東北や北海道では朝と同じくらいまで気温が下がるでしょう。一方、九州から関東は、夜の気温の下がり方が緩やかです。それでも体感的には寒くなるため、厚手のコートやマフラーなどで暖かくしてお過ごしください。