記者会見する林芳正官房長官=10日午前、首相官邸 林芳正官房長官は10日の記者会見で、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収計画に関し「日鉄がこれまでとは全く異なる大胆な提案を検討していると承知している」と語った。
林長官は「日鉄は本件を単なる買収と見ているのではない」と指摘。「大胆な提案」に関し「大胆な投資を行うことで、米国や世界が求める優れた製品の生産を行い、日米がウィンウィンになれるような(もの)」と説明した。
トランプ米大統領が「(日鉄が)過半出資することはない」と発言したことに関しては「個別の企業の経営判断にかかわる」としてコメントを避けた。