渋い表情で軽トラに、犬写真注目

「ぜんぜん進みませんね…」とつぶやき、ぽんRS（@kanapon007）さんがX（旧Twitter）に投稿した写真に大きな注目が集まった。

24万超のいいねがつき、615万以上表示されたその写真をよく見ると……軽トラックの運転席と助手席に座っていたのは、全然進まないことにうんざりしているような表情のシベリアンハスキー犬と、柴犬！

「ぜんぜん進みませんね…」というセリフが似合う犬さんたちに、楽しいコメントが殺到した。

軽トラならぬ「ワントラ」

「軽トラならぬワントラ」
「ワンコの表情がジワジワくるw（笑）」
「（柴犬が）キレながらナビしてそう」
「これからぎんこうごうとうにいってきます」

愉快な声が殺到した軽トラの運転席に座っていたのは、6歳になるシベリアンハスキーの女の子、とろろちゃん。そして助手席に座っていたのは、7歳になる柴犬の男の子、おこげくん。

なぜ2匹は渋い表情で軽トラに乗っていたのか？飼い主のぽんRSさんにお話を聞いた。

ーー運転席のとろろちゃんと助手席のおこげくん、渋い表情も最高でしたね。

「私は和牛の繁殖業をしているのですが、この日はいつも日中に2匹をお世話しているママさんが用事でいなかったため、家で留守番をさせていてもヒマだろうと思い、連れて来ました。

ハスキーのとろろは牛と遊ぼうとし（牛は嫌がります）、柴犬のおこげは牛がすごく怖いので、仕事の邪魔にならないように軽トラに閉じ込めていました。もちろん、エンジンは切ってます！」

ーー2匹は軽トラックに乗るのが好きなのですか？　

「とろろはアウトドア派なので実は喜んでますが、牛が怖いおこげが険しい表情をしていたのは、早く帰りたいと思っているからだと思います。ただ、おこげは長く歩くのがイヤなので、車に乗ること自体は好きです」

ーー普段のとろろちゃんとおこげくんはどんなワンちゃんたちですか？

「よくハスキーはおバカと言われますが、わかっているのにワザと人間の言うことを聞かないだけだと思います。うちのとろろは赤ちゃんのまま大きくなったような性格で、人も猫も牛も、みんな自分と同じハスキーだと思っているようです。

柴犬のおこげは、人馴れさせるため小さいうちからたくさんの人と触れ合って育てたのですが、反対に、とろろ以外の他の犬とは遊べません…。散歩中に他の犬と出会うと、人（飼い主）に隠れてワンワン！と言います」

◇ ◇

仕事の邪魔にならないよう、大好きな軽トラに乗せられていたという、ハスキーのとろろちゃんと、柴犬のおこげくん。

牛たちの世話で多忙な日々を過ごす飼い主さんだが、伸び伸びと暮らすとろろちゃんとおこげくんの自由な姿に心癒されているそうだ。

（まいどなニュース／Lmaga.jpニュース特約・はやかわリュウ）