北海道だけ暖冬、西日本寒く=ほぼ全国で少雨―気象庁まとめ
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2025年03月03日 17:31 時事通信社
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気象庁は3日、冬(昨年12月〜今年2月)の天候まとめを発表した。平均気温は北海道が平年を1.0度上回って暖冬だったが、東北から近畿にかけては平年並み。中国と四国、九州、沖縄は寒冬となった。
冬型の気圧配置が長引く所が多かったが、北海道は1月に寒気の影響が弱かったのが要因。北海道と東北を合わせた北日本の平均気温は平年を0.7度、東日本は0.1度上回る一方、西日本は0.7度、沖縄と奄美は0.8度下回った。日本全国では平年を0.07度下回った。
降水量は平年比23%の関東甲信をはじめ、東海、近畿、中国、四国、奄美地方で、統計を開始した1946〜47年の冬以来、最も少ない記録を更新した。北陸で130%と多かったのを除き、ほぼ全国的に少雨だった。
降雪量は東北の日本海側と北陸が平年比114%、近畿の日本海側が121%、山陰が123%。日照時間は関東甲信が117%、東海が116%で、統計開始以来の最多記録を更新した。
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