「べらぼう」で遊女熱演中の小芝風花、ニコチンなしのタバコを使って自宅で吸い方を猛練習

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2025年03月09日 20:45  日刊スポーツ

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NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」での小芝風花(中央)

NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で吉原で働く遊女、花の井(五代目瀬川)を熱演中の小芝風花(27)がこのほど取材に応じ、役への思いを語った。


横浜流星演じる蔦屋重三郎(蔦重)も思いを寄せ、“伝説の花魁(おいらん)”とも呼ばれる瀬川。小芝は「プレッシャーはありました。『伝説』とかつけないで〜って」と笑いつつ、「大河ドラマ出演は夢でした。祖父母が好きで喜んでくれましたね。孝行ができてうれしかったです」と笑顔で話した。


役作りでは、非喫煙者だが「キセルでむせたらかっこ悪い」とニコチンなしのタバコを使って自宅で吸い方を猛練習したほか、細かな動きにも意識を配った。「所作の先生に『この立ち方ってやってもいいことですか?』と確認をとってみたり。普段色気があるタイプとは口が裂けても言えないので(笑い)、ちょっとしたしぐさや目線とか細かいところで機微が伝わるようにすごく意識しました。幼く見られることも多いので、大河ドラマで大きな難題にチャレンジさせていただけるんだと。新しいことに挑戦させていただけることはうれしいので、期待に応えられるように頑張ろうと思って演じました」と振り返った。


祖父母の反応については「始まってからしばらく連絡をくれなくて。やっぱり花魁姿が複雑なのかなって思っていたら、間違えてブロックしていたみたいで(笑い)。そこからは毎週、『今週もよかったです』ってLINEで連絡をくれます。なぜか敬語なんですけど」と笑顔をみせた。


9日放送の第10話で鳥山検校に身請けされて吉原を去るが、今後も4月上旬頃の放送回までは出演予定。主演の横浜については「その場の空気感だったり、思っていることを瞬発的に出す方なのかなという印象がありました。監督ともよく話し合って、意見にも柔軟に答えられている印象ですね」と語った。


鳥山検校を演じる市原隼人については「すごく情熱的といいますか。目が見えない役なので、事前に盲学校でお話をきかれてきていて、すごく所作だったり、ちょっとした手の動き、体の動きを研究されていて、丁寧に役に向き合っているなと感じています」と話した。


「瀬川は幸せだと思うか」という質問には「難しいですね」と明確な答えは出せず。「人の幸せを願える人なので。蔦重が思い描いた世界になるまで尽くせる人。蔦重が本が売れたと笑っているさまを見ていたい、そのために生きられる人なのかなと思います」と語った。


NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(日曜午後8時)は、1700年代に“江戸のメディア王”として名をはせた横浜流星演じる蔦屋重三郎(蔦重)の半生を描く物語。


大河ドラマ第64作目で、脚本は13年連続テレビ小説「ごちそうさん」や17年大河ドラマ「おんな城主 直虎」などを手がけた森下佳子が担う。語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として綾瀬はるかが担当する。【松尾幸之介】

このニュースに関するつぶやき

  • 小芝風花は堂々の演技だった。前からいい女優ではあったが、まさか吉原の頂点に立つ花魁役が、こんなにハマるなんて! まだもう少し「その後の瀬川」が見られるのは嬉しい。
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