KAT-TUNがきょう3月31日に解散 3人組グループ・KAT-TUNが、きょう3月31日をもって解散する。亀梨和也(39)は同日をもってSTARTO ENTERTAINMENTを退所、上田竜也(41)、中丸雄一(41)は契約を継続する。先日22日にはCDデビュー19年を迎えた彼らの“伝説的”な軌跡を振り返る。(※オリコン調べ、2025年3月24日付現在)
【動画】解散発表数時間前には…正門良規との筋トレ動画をアップしていた亀梨和也
KAT-TUNは2001年に結成。当時のメンバーである赤西仁、田中聖、田口淳之介とともにメンバーの名字の頭文字をつなげたグループ名に。ジュニア時代から既存のグループにはなかった“やんちゃ”な大人っぽさやセクシーさが爆発的な人気を誇り、デビュー前からテレビ出演やアリーナツアーなどを敢行。
特に2005年1月期に放送された『ごくせん』第2シリーズ(日本テレビ系)に赤西と亀梨が出演した後はその知名度も急上昇。2006年3月17日、CDデビュー前のアーティストとしては史上初めて東京ドーム公演を開催した。
そして2006年3月22日、シングル「Real Face」、アルバム『Best of KAT-TUN』、DVD『Real Face Film』の3タイトル同時発売でデビュー。シングル「Real Face」は、累積104.6万枚を記録。自身唯一のミリオン作品となる。また、デビュー(1st)からのアルバム連続1位獲得作品数は「13作連続」で歴代2位。デビュー(1st)からのシングル連続1位獲得作品数は「29作連続」という記録を誇る。
一方で、必ずしも順風満帆なグループ活動だったわけではない。06年10月、赤西が米・ロサンゼルスへ語学留学のため無期限の芸能活動休止。07年4月に復帰したが、10年7月に脱退。さらに13年9月に田中、16年3月に田口が脱退、16年5月のコンサート『KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY LIVE TOUR“10Ks!”』をもって充電期間に突入するなど試練もあった。
だが、18年1月に活動再開を発表して以降は、ファンである“ハイフン”とともに歩みを続け、ドーム・アリーナツアーを実施。その炎や特効などのド派手な演出はグループの代名詞ともなった。これ以降も21年3月には28作目のシングル「Roar」で初のデジタル配信。月1のレギュラー番組『何するカトゥーン?』が開始。同年12月31日、『第72回NHK紅白歌合戦』に初出場するなど着実に進化を重ねてきた。
だからこそ、2月12日に解散が発表された際は大きな衝撃が走った。所属事務所は「およそ1年にわたりメンバーと協議を重ねた」と説明し、その結果「2025年4月1日からの2年目の契約にあたりましては、KAT-TUNの看板を下ろし、それぞれの道を選ぶ形の方が今後のメンバーにとってより良いと会社として判断いたしました」と明かしている。最初から最後まで数多くの伝説とともに、鮮烈な印象を多くの人の心に残しながら、結成25年の歴史が幕を閉じる。
(以下KAT-TUN、主な記録)
■シングル作品累積売上TOP3
1位「Real Face」(2006年3月22日発売)
オリコン週間シングルランキング最高1位、累積売上104.6万枚
※自身唯一のミリオン作品
2位「SIGNAL」(2006年7月19日発売)
最高1位、累積売上57.0万枚
3位「僕らの街で」(2006年12月7日発売)
最高1位、累積売上55.8万枚
■「デビュー(1st)からのアルバム連続1位獲得作品数」…13作連続で歴代2位
■「デビュー(1st)からのシングル連続1位獲得作品数」…29作連続
■2006年
シングル・アルバム・DVD 3部門同時1位獲得でデビュー
・デビューシングル「Real Face」(2006年3月22日発売)が、2006年4月3日付「オリコン週間シングルランキング」で初登場1位を獲得。累積売上枚数104.6万枚。
・デビューアルバム『Best of KAT-TUN』(2006年3月22日発売)が2006年4月3日付「オリコン週間アルバムランキング」で初登場1位を獲得。累積売上枚数75.0万枚。
・DVD『Real Face Film』(2006年3月22日発売)が2006年4月3日付「オリコン週間DVDランキング」で初登場1位を獲得。累積売上枚数47.6万枚。
■2023年
・最新アルバム『Fantasia』(2023年2月15日発売)が2023年2月27日付「オリコン週間アルバムランキング」で初登場1位を獲得。
※オリコン調べ、2025年3月24日付現在