岡本太郎×昭和特撮、NHK深夜の5分番組が映画化『大長編 タローマン 万博大爆発』8・22公開決定

29

2025年04月24日 08:00  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

『大長編 タローマン 万博大爆発』8月22日公開決定 (C)2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会
 2022年7月19日から2週間にわたってNHK Eテレの深夜枠で連続放送された『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』が、『大長編 タローマン 万博大爆発』として映画化。8月22日より全国公開されることが発表された(配給:アスミック・エース)。

【動画】『大長編 タローマン 万博大爆発』特報

 巨大ヒーロー(?)「TAROMAN(タローマン)」が、「奇獣」と呼ばれる怪獣となった岡本太郎作品と戦う――「1970年代に放送された特撮ヒーロー番組」の現存するフィルムをかき集めて再放送したという体裁のもと、日本を代表する芸術家である岡本太郎のことばと作品をモチーフに制作された1話5分の短編特撮番組(全10話)。

 主役のタローマンは、正義の味方ではなく、シュールででたらめなやりとりで奇獣と戦う。対峙する奇獣たちは、〈疾走する眼〉〈駄々っ子〉など太郎の作品を造形化したもの。岡本太郎×特撮の組み合わせ、昭和の特撮風映像の再現が話題を呼び、放送されるたびにXのトレンド1位を獲得。続編の制作や関連書籍が増刷を重ね、関連イベントも大盛況。「第49回放送文化基金賞」エンターテインメント部門で優秀賞を受賞。監督および構成・脚本を担当した藤井亮が脚本・演出賞を受賞し、高い評価を得た。

 でたらめな深夜の5分番組がスケールアップし、さらにでたらめになってスクリーンに進出。『大長編 タローマン 万博大爆発』では、1970年のある日、未来からやってきた恐ろしい奇獣が万博会場に襲いかかる!そして、物語の舞台は1970年から2025年へ。時代を超えて、さらなるでたらめを繰り広げる。

 なお、本作で描かれる2025年は、現在の2025年ではなく、【1970年代頃に想像されていた未来像】としての2025年。幾何学的な建物、透明なパイプで空中を移動する自動車、宇宙と交信する近未来都市。昭和のこどもたちが目を輝かせ、心を躍らせた、あの頃に思い描いていたワクワクとした未来。夢と希望に満ちあふれたあの頃の未来の世界で、タローマンがたたかう大暴れ。「なんだこれは!」と誰もが驚くべらぼうな映画体験ができそうな予感大。

 さらに、海洋堂高知/南国堂が制作する『タローマン ベンダブルアクションフィギュア』の発売が決定。ムビチケカード型前売券に限定版フィギュアがついた特別前売りセットも制作中。詳細、発売時期などは今後ホームページやSNSで発表。続報にも要注目だ。

■制作メッセージ

【「ベラボーなもの」をつくる。】

TAROMANでは全編を通して「なんだこれは!」「でたらめをやってごらん」といった岡本太郎の信念を伝えてきました。今回の映画ではテレビ版では語られなかった「岡本太郎が抱いた万博への想い」を今こそ伝えるべきテーマとして描きます。

岡本太郎は「技術の進歩が社会を豊かにし人を幸せにする」という1970年の万博メッセージにノーを突きつけ、モダニズムな雰囲気で溢れる会場のど真ん中にベラボーな神像『太陽の塔』を突き立てました。大長編タローマンもまた、ベラボーな「挑み」でありたいと考えています。

1970年の万博で太陽の塔を見た人々が「なんだこれは!」と精神を湧き起こされたように、映画館でこの映画をみて「なんだこれは!」と体感し、岡本太郎が万博に賭けた想いを感じ取ってもらえたらと思います。

■藤井亮監督プロフィール

1979年生まれ。愛知県出身。武蔵野美術大学・視覚伝達デザイン科卒。細部まで作り込まれた"でたらめでくだらない映像"で数々の話題作、受賞作を生み出してきた。今作でも、監督・脚本だけでなく、アニメーションやキャラクターデザイン、背景制作など多くのパートを担い、独自の世界を構築している。


動画を別画面で再生する




このニュースに関するつぶやき

  • これで入場者が増えたら炎上商法じゃなくて爆発商法w
    • イイネ!3
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(15件)

ニュース設定