中島哲也監督の映画『時には懺悔を』公開延期を発表 過去作品の“不幸な出来事”を踏まえ…見解と対応示す【全文】

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2025年04月28日 18:04  ORICON NEWS

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中島哲也監督(2014年撮影) (C)ORICON NewS inc.
 映画『告白』(2010年)などで知られる中島哲也監督による新作映画『時には懺悔を』の公開延期が28日、発表された。『時には懺悔を』製作委員会が、公式サイトなどで伝えた。

【写真】映画『時には懺悔を』製作委員会が発表した声明文

 発表では「本年1月1日に映画化決定の情報を公開した際に、中島監督の過去作品の報道に関わる様々なご意見をいただきました」とし、「それらのご意見を真摯に受け止めた結果、製作委員会として、当該作品で起きたことは不幸な出来事であり、今後も決して同様のことが起きないよう万全の対策を取るべきであると痛感し、この問題をさらに詳しく調査、検証すべきであるという思いに達しました」と説明した。

 その上で「そして、本作『時には懺悔を』の関係者一同がその真相を理解、納得し、ベストな状況で一丸となって作品を届けるためには充分な時間が必要と判断し、当初予定した公開時期を2026年に延期する事を決定致しました」とつづった。

 『時には懺悔を』は、打海文三氏(うちうみ・ぶんぞう/1948年-2007年)の同名小説を映画化。重度の障がいを抱える子どもを通して描く、親子の絆の物語。主演は、西島秀俊が務め、2025年6月公開予定とされていた。

 中島監督をめぐっては今年1月、一部週刊誌で、14年の映画『渇き。』に出演した女性俳優が過剰な露出を必要とする撮影が行われたことで自殺未遂に追い込まれたなどと報じられた。

■全文
本年1月1日に映画化決定の情報を公開した際に、中島監督の過去作品の報道に関わる様々なご意見をいただきました。

それらのご意見を真摯に受け止めた結果、製作委員会として、当該作品で起きたことは不幸な出来事であり、今後も決して同様のことが起きないよう万全の対策を取るべきであると痛感し、この問題をさらに詳しく調査、検証すべきであるという思いに達しました。

そして、本作『時には懺悔を』の関係者一同がその真相を理解、納得し、ベストな状況で一丸となって作品を届けるためには充分な時間が必要と判断し、当初予定した公開時期を2026年に延期する事を決定致しました。

現在、当時の関係者へのヒアリングを中心に調査を進めております。
それが『時には懺悔を』という映画にとって最良の選択であると信じておりますし、こうした努力が我々映画製作者の今後にとって良き教訓になる事を願います。
公開を心待ちにしておられた方々には誠に申し訳ございませんが、ご理解いただけますようよろしくお願い致します。

2025年4月28日
『時には懺悔を』製作委員会

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  • 【女性俳優が自殺未遂に追い込まれた】→「中島哲也やって?マジかな?」回文(°∇°;)
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