「娘を守れなかった」 川崎・遺棄事件 被害女性の葬儀で父が追悼

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2025年05月11日 16:44  毎日新聞

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毎日新聞

岡崎彩咲陽さんの通夜に参列する関係者ら=川崎市で2025年5月10日午後6時52分、矢野大輝撮影

 川崎市の民家で女性の遺体が見つかった死体遺棄事件で、亡くなった岡崎彩咲陽(あさひ)さん(20)の通夜と葬儀が10、11日、市内の斎場で営まれた。親族や知人らが参列し、早すぎる死を悼んだ。


 岡崎さんはストーカー被害を神奈川県警に相談・通報し、2024年12月に行方不明になった。県警は約4カ月後に元交際相手の白井秀征容疑者(27)宅を家宅捜索。遺体を発見し、死体遺棄容疑で逮捕した。


 親族によると、10日の通夜は約1200人が参列した。岡崎さんが勤務していた飲食店の女性店長(37)は「寂しいし、悔しい。なぜこうなったのか警察は全部説明してほしい。もっと早く何かできたんじゃないか」と涙ながらに訴えた。


 11日の葬儀にも多くの人が沈痛な面持ちで訪れ、冥福を祈った。岡崎さんの父鉄也さん(51)は「娘を守ってあげられず、複雑な気持ちだ。ゆっくり休んでねと伝えた」と話した。【宮本麻由、矢野大輝】



このニュースに関するつぶやき

  • 完全に警察に落ち度がある。ストーカーに関してはもっと罪を重くするか訴えがあった時点で容疑者を厳しく追及する必要があります。刑法を変えるべき警察は人命を守って下さい
    • イイネ!11
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