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お笑いコンビ、とろサーモンの久保田かずのぶ(45)が7日深夜放送のテレビ朝日系「耳の穴かっぽじって聞け!」(月曜深夜1時58分)に出演。NSC(吉本総合芸能学院)講師が選出した「化けた」と思う芸人ベスト3に驚いた。
オール阪神・巨人などさまざまな芸人の台本を担当した漫才作家でNSC講師も務める本多正識氏は第1位に南海キャンディーズ山里亮太を選出した。本多氏は「NSC大阪22期に入学してきた山里くん。関西の大学を卒業していましたが、生まれも育ちも千葉県で大阪弁は話せませんでした。大阪人に比べると『お笑い偏差値』も高いとはいえず、『大阪ではしんどいと思うから東京NSCに編入させてもらった方がいい』と長い講師歴の中で唯一『大阪では無理』だと思った生徒でした」と山里の第一印象を語った。
また本多氏は「しかし『大阪で頑張る』という意思は強く、努力は郡を抜いていました。全てのコンビのダメ出しをメモに取って分析。授業時間が余った時は、終了まで質問攻めで毎回、山里くんとマンツーマンになっていました。それでも『これだけ頑張っていれば、芸人としても残る存在になるだろう』ぐらいの期待値でしたが、卒業後、男性コンビでは目立たないということで『男女コンビ』を目指し、それも自分よりも身体の大きな女性を相方にして、これまでにない『男女コンビ』とネタの構成を考え出して『南海キャンディーズ』で一世を風靡。コンビ絶頂期に若手の劇場の楽屋で彼の大きなかばんをたまたま持ったところ、異様に重かったので『お前何持って移動してんねん?見てもええか?』と許可をもらって開けてみると、ハードカバーから、文庫本まで、政治、経済、外交から週刊誌、コミックまでジャンルの違うものが7冊入ってました」と当時を回想。 「『お前これ全部読んでんの?』と聞くと、まっすぐに私の目を見ながら『先生、紳助さんやさんまさんに“山里どう思うねん?”って聞かれたときにすぐに返さないと来週から僕の席なくなるんです。いま人生で一番勉強しています』と返ってきました。『天才はあきらめた』という本を出した時には思わず『君はNSCの時から努力の天才やった』とメールを送りました。第一印象見誤ってごめんね山ちゃん」とメッセージを送った。
山里と同期の久保田は「当時意外と珍しかった。ツッコミの人がフレーズで笑かすっていう」と評価した。
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