九州は今夜から再び大雨警戒 3連休は九州〜北陸を中心に警報級大雨 各地の警戒期間

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2025年08月08日 18:03  日本気象協会

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日本気象協会

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8日昼過ぎ、鹿児島に発表されていた大雨特別警報は、警報へと切り替えられました。ただ、今夜から再び活発な雨雲がかかり、九州南部だけでなく九州北部にも大雨エリアが広がり、一気に災害の危険レベルが高まるおそれがあります。11日にかけて少しの雨でも土砂災害など警戒が必要です。10日〜11日は前線が北陸付近まで北上するため、九州〜北陸を中心に警報級の大雨のおそれ。各地の警戒期間をまとめました。

九州は再び大雨警戒 夜間がピーク

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今日8日は、前線や湿った空気の影響で、鹿児島県では8日未明と明け方に線状降水帯が発生。気象庁は午前5時、鹿児島県霧島市に「大雨特別警報」を発表しました。

8日午後は、いったん雨が小康状態となり、鹿児島県霧島市に発表されていた「大雨特別警報」は、午後1時30分に「大雨警報」に切り替えられました。

ただ、8日夜から再び、九州には活発な雨雲がかかる見込みです。九州では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、明日9日夕方までに予想される雨量は、多い所で200ミリの予想です。その後も、11日にかけて更に雨量が増える予想です。

すでに、鹿児島県霧島市牧之原や鹿児島空港では、24時間雨量が500ミリを超え、たった一日で8月の平年1か月分の2倍近い雨量がザッと降りました。地盤が非常に緩んでいる所に、再び大雨となるため、土砂災害や川の増水・氾濫のリスクが高まるため警戒が必要です。

九州南部など、夜間に大雨のピークとなるため、明るい内に避難できる方は避難を。避難が難しい場合は、避難が危険な場合は、家の2階で崖から離れた場所に移動するなど、少しでも安全な場所で過ごすようにして下さい。

3連休は全国的に大雨に警戒

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明日9日から3連休という方も多いと思いますが、10日〜11日は本州の南岸まで下がった前線が北陸付近まで北上する見込みです。このため、九州など西日本だけでなく、北陸など東日本でも警報級の大雨のおそれがあります。また、北日本も寒気の影響で、大気の状態が不安定となるでしょう。

8日18時から9日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
九州北部地方    120ミリ
九州南部      200ミリ
その後、9日18時から10日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、。
中国地方      120ミリ
九州北部地方    200ミリ
九州南部      150ミリ
その後、10日18時から11日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
中国地方      100ミリ
九州北部地方    150ミリ
九州南部      150ミリ
となっています。

大雨の警戒期間

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気象庁が「高」「中」の2段階で発表する「警報級の大雨となる可能性」が、九州では9日にかけて「高」となっています。中国・四国〜関東甲信では11日にかけて、北陸や東北では12日にかけて「中」となっています。

お盆にかけて移動される方も多いと思いますが、最新の気象情報や交通情報をこまめに確認し安全第一でお願いします。

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