
中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が、「不老不死」について話していたことが明らかになりました。
プーチン大統領の通訳(中国語)
「生物工学が発展し、人間の臓器は継続的に移植ができる。若返ることができて、不老不死さえ可能だ」
習近平国家主席(中国語)
「今世紀中に人間は150歳まで生きられるとの予測もある」
これは、中国・北京できのう、軍事パレードの会場となった天安門で習近平国家主席やロシアのプーチン大統領が交わした会話です。プーチン大統領の通訳が中国語で「生物工学の発展によって不老不死さえ可能だ」と話すと、習主席は「今世紀中に人間は150歳まで生きられるとの予測もある」と応じました。
この模様は中国国営の中央テレビによって生中継されていて、習主席が話し始めると、画面は天安門広場に切り替わり、音声は小さくなりました。
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また、北朝鮮の金正恩総書記は2人の隣をほほ笑みながら歩いていましたが、会話に加わる様子は見られませんでした。
1953年生まれの習主席と1952年生まれのプーチン大統領は、ともに同じ72歳です。
プーチン大統領はきのう、軍事パレード後の記者会見でこの会話について問われ、「習主席との会話に特に注意を払ってはいなかった」としたうえで、「各国の平均寿命は異なるが、平均寿命は大幅に伸びるだろう」と答えています。