ロバート・レッドフォード Photo by Rindoff/Charriau/Getty Images16日(現地時間)、監督・俳優・プロデューサーのロバート・レッドフォードが、米ユタ州の自宅で亡くなったことが分かった。享年89。広報担当者が「Variety」誌に明らかにした。
1981年に初監督作『普通の人々』でアカデミー監督賞と作品賞を受賞。俳優としても1971年の英国アカデミー賞では『明日に向って撃て!』『白銀のレーサー』『夕陽に向って走れ』の3作品で主演男優賞を受賞し、1974年に『スティング』でアカデミー主演男優賞にノミネートされるなどの功績を残した。
その功績を称え、業界仲間たちから多くの追悼メッセージが寄せられている。ロン・ハワード監督は「サンダンス映画祭を立ち上げ、アメリカのインディペンデント映画運動を加速させてくれた」、ベン・スティラーは「これ以上に象徴的な俳優はいない」とXに投稿。
『アンカーウーマン』で共演したミシェル・ファイファーも「友よ、また会う日まで」とシンプルに悼んだ。
さらにレオナルド・ディカプリオはインスタグラムに、「俳優、活動家、情熱的な環境保護論者、そして芸術を支えた人。地球を守り変化をもたらそうとする彼の揺るぎない献身は、その計り知れない才能に匹敵した。彼の影響はこれからも何世代にもわたって続くでしょう」とつづり、尊敬と感謝の思いを表した。
(賀来比呂美)