
きょう19日、日本気象協会は、第1回「紅葉見頃予想」を発表しました。異例の高温が続いていますが、この先も残暑が長引くため、紅葉の色づきは北日本や東日本を中心に平年並みか平年よりも遅くなるでしょう。11月にはようやく秋が深まり、西日本は平年並みとなりそうです。
全国各地の紅葉見頃予想
今年の紅葉の見頃は、北日本と東日本は平年並みか遅く、西日本はおおむね平年並みとなるでしょう。
今秋は、全国的に気温は平年より高く推移する見込みです。紅葉の見頃は、秋(9〜11月)の気温が低いと早まり、高いと遅くなります。
10月までは平年より気温の高い傾向が続く見込みです。この影響で、平年の見頃が早い地域を中心に、見頃の時期が遅くなるでしょう。
11月には気温は徐々に平年並みに落ち着き、ようやく秋が深まる見込みです。そのため、東日本の平野部と西日本では、おおむね平年並みの見頃となる所が多いでしょう。
各地の紅葉見頃予想
■北日本(北海道・東北)
紅葉の見頃は、平年並みか遅いでしょう。
平年より気温が高い傾向は、この秋を通して続く予想です。一方、10月も半ばになると、平野部でも徐々に朝の気温が10度を下回るところが増え始め、色づきが進んでいくでしょう。
■東日本(関東甲信・北陸・東海)
紅葉の見頃は、平年並みか遅いでしょう。
平年より気温が高い傾向は、この秋を通して続く予想です。東日本の平野部の多くでは、朝の気温が10度を下回るようになるのは、11月に入ってからとなる見込みです。このため、平野部の紅葉スポットでは11月中旬以降に見頃を迎える所が多いでしょう。
■西日本(近畿・中国・四国・九州)
紅葉の見頃は、おおむね平年並みとなるでしょう。
西日本も、この秋を通して気温は平年より高くなる見込みです。しかし、11月以降は、気温が平年より高めの傾向が少し落ち着く予想のため、北日本・東日本と比べて見頃の訪れが遅い西日本では、平年並みの見頃となる所が多いでしょう。