今年初「猛烈な台風」へ発達した台風19号 日本に接近の恐れは? 今後の情報に注意

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2025年09月21日 11:44  日本気象協会

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南鳥島近海を進む台風19号は、今日21日(日)午前9時に「猛烈な台風」に発達しました。猛烈な台風まで発達する台風は今年初となります。進路はまだ定まっていなく、日本に近づく可能性もあります。今後の情報に十分にご注意ください。

台風19号は今年初の「猛烈な台風」へ発達

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台風19号は今日21日(日)午前9時現在、南鳥島近海を時速20キロで西北西に進んでいます。中心気圧は920hPaで中心の最大風速は55m/s、最大瞬間風速は75m/sと予想され、「猛烈な」勢力まで発達しました。今年の台風では初の猛烈な勢力まで発達した台風となります。

このあとは北に進路をとり、暫く勢力を維持する見通しです。予報円が大きいことからまだ進路は定まっていません。

台風19号の日本への接近可能性は?

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台風19号は、進路が遅くなる原因の一つは、北から張り出す移動性の高気圧です。週間天気図によると明後日23日(火:秋分の日)に千島近海に高気圧の中心があり、台風の北上を妨げています。24日(水)〜25日(木)にかけても高気圧の勢力が残りそうです。

現在の台風の進路予想では、北上を続けるようになっていますが、海外(ヨーロッパ)での数値予報モデルや日本の数値予報モデルの計算結果の一部には進路を西にかえて、日本に近づくものもあります。近づくとすると9月の終わりごろになる可能性もあるため、今後も最新の台風情報に注意してください。

台風18号も「非常に強い」台風に

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台風18号は今日21日(日)午前9時現在、フィリピンの東を西北西に時速15キロで進み、「非常に強い」勢力まで発達しました。このあとは西より進み、日本には直接的な影響はないでしょう。ただ、明日22日(月)にかけて、沖縄県の先島諸島(石垣島や西表島等)に最接近し、海上では波が高くなり、うねりを伴った大しけとなる見込みです。

また、台風周辺の湿った空気によって、沖縄周辺では局地的に雨雲や雷雲が発達する可能性もあります。短い時間に降る強い雨や落雷などにもご注意ください。

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