異例の高温で秋が深まらず 紅葉の見頃はいつ? 太平洋側は台風に注意 1か月予報

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2025年10月09日 16:14  日本気象協会

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日本気象協会

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気象庁は今日9日、最新の1か月予報を発表しました。東日本や西日本、沖縄・奄美ではこの先1か月も、平年より高い気温が続く見込みです。10年に一度レベルの高温が予想され、秋はなかなか深まらないでしょう。東日本と西日本の太平洋側では、降水量が平年並みか多い予想で、秋雨前線や台風などの影響に注意が必要です。

気温は東日本〜西日本 沖縄・奄美で高い 秋はなかなか深まらず

気象庁は今日9日、最新の1か月予報を発表しました。
それによりますと、ここの先も東日本・西日本と沖縄・奄美では気温の高い傾向が続く見通しです。

暖かい空気に覆われやすいためで、特に、東海から九州南部、沖縄、奄美には「高温に関する早期天候情報」が発表され、今月15日(水)ごろからかなりの高温が予想されています。これは、その地域で、その時期としては10年に一度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が高まっているときに発表されるものです。季節の進み方はゆっくりで、秋はなかなか深まらないでしょう。

ただ、朝晩の気温は少しずつ下がってきていて、空気のヒンヤリとする日が増えてくるでしょう。一日のうちで気温差が大きい時期ですので、上着などで上手に調節して、体調を崩さないようお気をつけください。

一方、北日本では寒気の影響を受ける時期があり、今月中旬から下旬にかけて、気温は平年より低くなるでしょう。特に北海道では、今月18日(土)ごろから寒気が流れ込み、気温は平年よりかなり低くなる可能性があります。初冠雪となったり、峠道で雪が積もったりすることもありそうです。冬用タイヤなどの準備を進めておいてください。

東日本・西日本の太平洋側で降水量が多い 台風や秋雨前線の影響に注意

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この先の天候は、ほぼ全国的に数日の周期で変わる見込みですが、東日本と西日本のそれぞれ太平洋側では平年に比べて晴れる日が少なくなりそうです。

東日本と西日本のそれぞれ太平洋側、沖縄・奄美では、低気圧や前線、湿った空気の影響を受けやすい時期があるため、この先1か月の降水量は、平年並みか多い予想です。また、日照時間は、東日本と、西日本の太平洋側で、平年並みか少ないでしょう。

秋雨前線が停滞すると雨が降り続いて、総降水量が多くなる可能性があるほか、10月は台風シーズンが続きます。来週前半にかけては台風23号が日本列島に影響を及ぼすおそれがあります。側溝や雨どいの掃除のほか、ハザードマップや非常用持ち出し袋を確認しておくなど、大雨への備えを進めておいてください。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

2025年 紅葉の見頃はいつ?

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今日9日、日本気象協会は第2回「紅葉見頃予想」を発表しました。
北海道では層雲峡などで見頃を迎えつつあり、これから各地で色づきが進んでくる見込みです。東北でも今月下旬には見頃を迎える所があるでしょう。山では昼間でも平地と比べてグッと気温が低くなります。紅葉狩りに出かける際は、服装選びを慎重になさってください。

東日本や西日本では、気温が高い影響で、山間部や標高の高い所を中心に見頃は平年より遅くなりそうです。平野部では11月後半以降、色づきが進み、おおむね見頃は平年並みとなるでしょう。

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  • 普通にスースーするぞ、今月中には見れるんじゃね?
    • イイネ!1
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