映画評論家ビニールタッキーさん死去 映画評論家のビニールタッキーさんが10日に亡くなった。公式Xが11日に更新され、ビニールタッキーさんの妻が報告した。これを受け、映画関係者が続々とSNSで追悼している。
【Xより】突然死…映画評論家ビニールタッキーさん死去 妻の報告全文 訃報についてXでは「ビニールの妻です。突然のことで信じられずにいますが、昨晩、夫が亡くなりました。見たい映画があると東京に行き帰路に着く途中で倒れ、緊急搬送されましたが、帰らぬ人となりました。試写や原稿依頼等でお世話になっている方に連絡する術がなく、ここでのお知らせになってしまい申し訳ありません」と伝えた。
ビニールタッキーさんは、映画宣伝ウォッチャーとして、数々の記事を執筆。さまざまな映画の魅力を発信していた。
今回の訃報にポニーキャニオン映画部公式Xは「うそ……つい先日メールでやり取りしていたばかりで、信じられません。ある映画のコメント依頼した際、個性の強い映画でお声がけ頂けていつも感謝しておりますと優しいお返事いただいたばかりで、今後も色々とお願いしたいと思ってたのです。いつも誠実で芯のある投稿も楽しみにしていました。とてもショックです…。ご冥福をお祈りします」と驚き。
ハピネットファントム・スタジオも「ビニールタッキー氏のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます 弊社のみならず映画業界全体がビニールタッキー氏の映画愛に溢れた作品紹介に励まされ、助けられ、映画作品の普及に並々ならぬ尽力をいただきました。改めてご冥福をお祈りいたします」と別れを惜しんだ。
声優の野水伊織は「一度だけレッドカーペットでお会いして、というか私に気づいてくださって「はじめまして!」と声を掛けていただいた、あの爽やかな笑顔が忘れられません。それが嬉しくって、いつかゆっくり映画のお話しましょう!とご挨拶させていただのですが……残念でなりません。ご冥福をお祈り申し上げます。またあちらでお会いした時には、たくさん映画のお話聞かせてください」と思い出話。
映画ファンたちも「すごくバランスのいいツイートをする良識人でこちらが安心して読める映画レビューを書く方だった」「ビニールタッキーさんは、映画の宣伝にフォーカスを当てた記事を寄稿されていた方で、宣伝の手段の一つであるタレントの吹き替えにも着目していました。この方がブログに投稿していた「タレント吹き替えデータベース」は、どの会社が、誰を、どんな作品で使っていたのかを知ることが出来る優れ物です」「長いことフォローして映画評、映画宣伝の面白さなど読ませてもらって一方的な関係でしたが信頼できる映画アカウントさんでした。ちょっと信じられない」などと追悼している。