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<出雲駅伝>◇13日◇島根・出雲大社前〜出雲ドーム前(6区間45・1キロ)
大学3大駅伝の初戦となる出雲駅伝で、前回覇者の国学院大が2年連続3度目の優勝を飾った。出雲、全日本、箱根を同一年度に制す「3冠」への再チャンレジへ向け、好スタートを切った。
連覇へ導いた前田康弘監督(47)は「見事に選手が期待に応えてくれたという走り。本当にヒヤヒヤで、最後の1キロくらいまで分からなかったですけど、4、5区で自信がありましたので、そこで勝てるかなという予感はありました。次の全日本、箱根も優勝を目指していきたい」と喜びを表した。
昨年の絶対的エース平林清澄(現ロジスティード)が抜けたチームは、1区から順に青木瑠郁(4年=健大高崎)−尾熊迅斗(2年=東京実)−野中恒亨(3年=浜松工)−辻原輝(3年=藤沢翔陵)−高山豪起(4年=高川学園)−上原琉翔(4年=北山)の区間配置で挑んだ。
1区5位スタートから粘り、3区野中が外国人ランナーと競り合いながら、日本人トップの区間2位。一時首位の早稲田大をかわし、トップ城西大から5秒差でつないだ。
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すると、当日変更で4区に入った辻原も区間新記録の快走で応え、トップで抜け出した。前田監督がキーマンに挙げていた5区高山も首位を譲らず、アンカーの主将上原に託し、そのまま逃げ切った。
昨年は出雲、全日本で優勝し、大学2冠を達成。しかし、箱根駅伝は総合3位と辛酸をなめた。
前回の出雲路の経験者が4人残っていることはプラス材料でもあり、レース前の会見で前田監督は「もちろん、目標は『連覇』ということで選手ともに頑張ってきた。ただ、プレッシャーというのはなくて、チャレンジャーの気持ちを持って臨んでいきたい」と話していたが、まずは目の前の目標をクリアした。
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