
来週21日に予定される総理大臣指名選挙をめぐり、与野党の多数派工作が本格化しています。きょう午後には立憲民主、日本維新の会、そして国民民主3党の党首が会談し、連携に向けて協議する予定です。国会から中継です。
立憲民主党の安住幹事長はさきほど、国民民主党の玉木代表に「殻を打ち破ってほしい」と述べ、まずは総理指名選挙での一本化に協力を求めました。
立憲民主党 安住淳 幹事長
「ここからが本当に政局のドラマの始まりと思っています。最後は大義だから。自民党の補完勢力になるのか。やっぱりこの“政治とカネ”の問題を含めて解決していない政権を持続させないために大義のもとに我々と組んでくれるか」
与野党による多数派工作の中心にいるのは国民民主党です。玉木氏は基本政策で一致しない限り連携はしないと明言していて、立憲側とどう折り合うかが焦点です。
もう一方の維新はきのう、きょうと2日連続で自民党との国対委員長会談をおこなうなど“全方位外交”の構えで、きょうの野党3党の党首会談での意見集約は難航が予想されています。
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自民側も、午後、高市総裁が立憲、維新、国民の3党と個別に党首会談をおこなう予定です。
臨時国会は来週21日に召集されますが、総理指名選挙に向けて与野党の駆け引きが活発化しています。