スピッツ「楓」映画化に草野マサムネ「新たに存在意義を与えていただいて感激」

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2025年10月24日 06:00  オリコンニュース

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映画『楓』(12月19日公開)(C)2025 映画『楓』製作委員会 
 スピッツの名曲「楓(かえで)」を原案にした映画『楓』(配給:東映/アスミック・エース)が、12月19日より全国公開される。1998年にリリースされ、今なお多くの人に愛され続ける同曲が、デビュー34年にして初めて映画化。物語の主人公を演じる福士蒼汰と福原遥、行定勲監督が楽曲「楓」への思いと映画の世界観を語るインタビュー特別映像が公開された。さらに、スピッツの草野マサムネから映画『楓』へのコメントが寄せられた。

【動画】インタビュー特別映像“楽曲編”

 「楓」は、スピッツの8thアルバム『フェイクファー』(1998年)に収録され、後にシングルカットされた名曲。ボーカル・草野マサムネが紡ぐ歌詞と旋律は、別れや再生、そして“誰かを想う”という普遍の感情を包み込み、世代を超えて共鳴を呼び起こしてきた。

 その楽曲を題材に、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』などで知られる行定監督が新たなラブストーリーに挑んだ。脚本を手がけるのは、『ソラニン』『東京リベンジャーズ』などで知られる高橋泉(※高=たつさき)。音楽は藤井風のプロデュースでも知られるYaffleが担当する。

 物語の主人公は、福士演じるカメラマンの涼。双子の弟・恵を失い、残された弟の恋人・亜子(福原)の前で思わず“弟のふり”をしてしまったことから、2人の切ない運命が動き出す。

 このたび公開された映像には、出演者の福士、福原、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗(Travis Japan)らが「楓」という楽曲について、そして「楓」から生まれた本作の物語の魅力について語っている。

 福士は「スピッツさんの『楓』という曲が原案になっているので、その想いを作品に注入して頑張りたい」と語り、福原も「こんなに心がジェットコースターのように動かされる作品はなかなかない」とコメント。

 さらに、スピッツの音楽と共に育ってきたという宮沢は「高校生 大学生 社会人になってから、だんだん曲の深みというか、“こういうこと言いたかったんだ”というのが分かってからより好きになりました」と語っている。

 石井は「優しいスピッツさんのあの世界観が映画にも反映されていて、みんなそれぞれ健気に一生懸命自分を生きている感じが、すごく人間味があって素敵なお話だなと思いました」と感想を寄せた。

 宮近は「歌から広がった物語を映像にすると聞いた瞬間に、この作品に関わりたいと思いました。出演のお話をいただいた時点で、断るという選択肢はなかったです」と語り、音楽への敬意をにじませた。

 行定監督は「曲はものすごく透き通っていて心にすごく残るものだったりするのに、詩の世界は非常に奥行きのある。映画もそうあるべきだと思った」と制作への想いを明かす。

 映像の最後には、福士が「映画とスピッツさんの『楓』という楽曲を見比べて聴き比べて、よりこの作品が深まるんだろうなと思いました」と語り、福原も「つらい時、悲しい時、そっと寄り添ってくださる曲」と、スピッツの音楽が持つ“癒しの力”を称えている。

■スピッツのメンバーから映画『楓』へのコメント

痛みを伴いつつも美しい再生の物語でした。
登場人物一人一人に感情移入しながら青春を追体験できました。
元々はアルバムの中の「しっとりした雰囲気担当の一曲」に過ぎなかった「楓」に、新たに存在意義を与えていただいて感激です!

スピッツ 草野マサムネ


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このニュースに関するつぶやき

  • とってもみたい、スピッツじゃなくても良いけどね。「一週間フレンド」の「雨宮天」さん、「からかい上手の高木さん」の「高橋李依」さん。二人とも素敵です。
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