上方の親子漫才師 浮世亭三吾さん死去、81歳 相方の娘美ユルが報告

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2025年10月30日 09:32  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

松竹芸能HPから

上方の親子漫才コンビ「浮世亭三吾・美ユル」の浮世亭三吾(本名・沼口正利)さんが25日に亡くなった。81歳だった。松竹芸能に所属し、関西の舞台を拠点に活動していた。相方で三女の美ユル(49)が29日、ブログで明らかにした。


美ユルは「ご報告させていただきます」と題し、ブログを更新。「10月25日に師匠、三吾が亡くなりました」と伝えた。


美ユルによると「あまりに突然のこと過ぎて家族もアタフタで。もうずっと入院をしておりましたが最近は落ち着いていました。ところが夜中に容態が急変し、駆けつけましたが私たちも間に合いませんでした。本人は苦しまずに逝ったそうなので良かったです」などと、近況をふまえて状況も明らかにした。


三吾さんは大分県出身。会社員をしながら、曽我廼家明蝶の「明蝶学院」で修行し、浮世亭とん平に入門。同期の十吾と「浮世亭三吾・十吾」を組むが、十吾の引退で、弟弟子と新たなコンビを組んだが93年にコンビを解消。三女美ユルとコンビを組み、95年に道頓堀浪花座で親子漫才師として初舞台を踏んだ。芸人仲間から、「獅子舞に似ている」といじられることでも知られた。


美ユルは三吾さんとの日々を振り返り「皆さま、これまで30年間、三吾・美ユルを応援していただきありがとうございました」と感謝。三吾さんについて「三吾は、1970年の大阪万博の電気通信館で、期間中ずっと浮世亭三吾・十吾でステージをつとめたのがデビュー。そして大阪関西万博があった今年、好きだった衣装をつけて、芸人、そして人生の幕を閉じました」とつづった。


三吾さんの意向で、葬儀は近親者のみの家族葬で終えたといい、「生前の本人の希望で、近親者のみの家族葬にいたしました。お通夜、葬儀と、あたたかい優しい時間となりました」と記した。


亡くなった10月25日については「そして10月25日。10+25=35(三吾)」とし、「最期もアピールを忘れなかった師匠。皆さま、時々思い出してやってください。おやこ漫才 三吾・美ユル、30周年。これにて終了いたします。ほんとうにほんとうにありがとうございました」と結んだ。

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  • 生活笑百科でよく見てた。娘がとんでもない長セリフを噛まずにまくし立て、最後に「ですよねお父様」みたいに締める。笑うと同時に拍手が起こる。そんな感じだった。なつかしいな土曜日のお昼
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