【速報】近畿地方で「木枯らし1号」 冬の訪れを告げる風 昨年より4日早い発表

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2025年11月03日 12:13  日本気象協会

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大阪管区気象台は、今日3日、「近畿地方で木枯らし1号」が吹いたと発表しました。昨年(11月7日)より4日早い「木枯らし1号」となりました。

近畿地方で「木枯らし1号」

今日3日、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になり、近畿地方では北よりの風が強まりました。大阪管区気象台は、「近畿地方で木枯らし1号」が吹いたと発表しました。昨年(11月7日)より4日早い木枯らし1号となりました。

近畿地方の今日3日午前11時までの各地の最大瞬間風速は以下のとおりです。
大阪10.8メートル(北) (10時52分)
神戸13.3メートル(北北西) (9時43分)
京都9.5メートル(西北西) (9時11分)
舞鶴14.8メートル(北北西) (9時34分)
彦根16.4メートル(北西) (8時50分)
奈良11.5メートル(北北西) (10時47分)
和歌山15.8メートル(北北西) (10時26分)

「木枯らし1号」の条件(近畿)

画像B

木枯らしとは、晩秋から初冬にかけて吹く北よりの強い風のことで、シーズン最初の木枯らしを「木枯らし1号」として気象庁が発表しています。実は「木枯らし1号」の発表は、東京地方と近畿地方のみで、そのほかの地域では発表がありません。

発表基準は地域によって異なり、近畿地方では以下のように決められています。
▼霜降から冬至にかけての期間(今年の霜降は10月23日、冬至は12月22日)
▼西高東低の冬型の気圧配置
▼最大風速が8m/s以上の北よりの風が吹いたとき

他にもたくさんの表現 「冬の風」

「こがらし」は俳句の世界では「冬の季語」。日本語では、ほかにも冬の風を表す言葉が多数存在します。例えば普段よく耳にする「すきま風」や「かまいたち」も冬の風。「すきま風」は障子や壁の隙間から吹き込んでくる冷たい風のことです。「かまいたち」は冬の冷たい風などにあたって、皮膚が鎌で切られたように傷がつくことを指します。

また「虎落笛」という言葉を目にしたことはありますか?これで「もがりぶえ」と読み、一言でいうと、冬によく聞くあの「ヒュー」という音のことです。虎落(もがり)というのは、竹で編んだ垣根のこと。その垣根に冬の強い風が当たって「ヒュー」と音を立てることから、虎落笛と呼ばれるようになったそうです。

これから先は冬の冷たい風が吹きやすくなり、加えて空気の乾燥も進みます。体調を崩さないようにお気を付けください。

このニュースに関するつぶやき

  • 10年に一度の高温や温暖化が深刻って言ったり… 一体何なのでしょうか?! 温暖化による猛暑で夏は辛いのですから、せめて冬は温かくなってほしいものですね。
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