『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』に出演する小栗旬 (C)フジテレビ ≪協力≫ニナガワカンパニー 三谷幸喜が脚本、菅田将暉が主演を務めるフジテレビ水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(毎週水曜 後10:00)の第9話が26日に放送され、俳優の小栗旬がサプライズ出演を果たした。
【写真】「笑顔がステキ」「了さんの立ち姿が旬くんとそっくり」父との親子2ショット披露の小栗了
第9話では、クベ版「冬物語」を食い入るように見つめる男がいた。男は上演後、巫女の樹里(浜辺美波)に近づき「ちょっと伺いたいことが」と話しかける。ほどなく、「あなたに会いたいっていう人がテンペスト(ジャズ喫茶)で待ってます」と樹里に告げられた久部が入店すると、そこで待っていたのはレジェンド演出家・蜷川幸雄氏だった。「今日の舞台。観させて頂きました」とにっこり笑顔を見せる蜷川氏。敬愛してやまない“蜷川先生”を前にした久部は、感動のあまり震えが止まらず…。
そんな蜷川氏を演じるのは小栗旬。告知無しのサプライズ出演となった。小栗は10代の頃から俳優として活躍し数多くの代表作をもつ。三谷脚本の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年、NHK)では主演を務め空前のヒットを記録した。三谷作・演出の舞台『いのこりぐみ』(来年1月30日より上演予定)への出演も控えており、その活躍はとどまるところを知らない。菅田とは月9ドラマ『リッチマン、プアウーマン』(2012年、フジテレビ系)、映画『銀魂』シリーズ(2017年他)、映画『キャラクター』(2021年)などで共演している。
1984年当時、若者中心に熱狂的なファンを持つカリスマ演出家だった蜷川氏は、1970年代より『ロミオとジュリエット』、『リア王』、『ハムレット』、『マクベス』といったシェイクスピア劇を上演し、圧倒的な人気を誇った。今回蜷川氏を演じた小栗は、20歳の時に蜷川氏演出の『ハムレット』(2003年)に起用されて以来蜷川作品に欠かせない存在となり、2人は深く強い師弟関係でつながった。このたび、時空を超えて夢のコラボレーションが実現した。
◆小栗旬
まさかこのような役をお受けする日が来るとは思っていませんでした。蜷川さんと過ごした日々を思い返しながら、私が出会った蜷川さんよりも若い頃の蜷川幸雄を想像し、自分の中にある蜷川さんの面影を追いかけるように演じさせていただきました。このような機会をいただけたことを本当に心から感謝しております