会談に臨む自民党の梶山弘志国対委員長(左)と日本維新の会の遠藤敬国対委員長=12日午前、国会内 自民党の梶山弘志国対委員長と日本維新の会の遠藤敬国対委員長は12日、国会内で会談し、両党が提出した衆院議員定数削減法案の成立を図るため、17日までの今国会会期の延長も排除しない方針を確認した。ただ、法案に対する野党の反発は強く、延長した場合も成立させられるかは不透明。与党内からは来年1月召集の通常国会以降への先送り論が出ている。
梶山氏は会談後、記者団に「会期延長も可能性としては否定しないでやっていこうと話した」と説明。法案の衆院政治改革特別委員会への付託を目指し、野党側への働き掛けを続ける意向を強調した。遠藤氏は「会期を延長してでも進めていくべきだと目線合わせができた」と語った。
自民では今国会成立は困難との見方が広がっている。維新幹部の一人も12日、「現実的には難しい」と指摘した。