“こども店長”で国民的子役に!加藤清史郎「スポーツも避けてきた」明かした子役時代の“制限”と“葛藤”

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2026年04月09日 21:00  週刊女性PRIME

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加藤清史郎 撮影/齋藤周造

「“主演だ、やったー!”みたいな気持ちはなかったといっていいと思います」

ドキドキの連ドラ主演

 とクールに話し始めたのは、加藤清史郎。『君が死刑になる前に』で、地上波連ドラ初主演を飾っている。

「舞台や映画では主演をやらせていただいたことはあるので、作品の向き合い方という意味では変わりません。“え、本当ですか?”という驚きのほうが強かったです。そして、すぐに“主演を務めるためには何が必要か”にマインドがシフトしてしまったので。今振り返っても“喜ぶ”ということはなかったと思います」

 とはいえ、情報解禁前はドキドキしたという。

「“加藤清史郎なんかに主演が務まるわけないだろう”っていう声がSNSにあふれたらどうしようと本当に思って(笑)」

 演じているのは、フリーターの坂部琥太郎。大学時代の映画サークル仲間とドキュメンタリー映画の撮影中に、7年前にタイムスリップしてしまう。

 そこで出会ったのは大隈汐梨(唐田えりか)。(7年後の)現代では教師連続殺害事件の犯人で、死刑が執行されたばかり。だが汐梨は“やっていない”と主張する。琥太郎は信じたいと思うものの、汐梨の行動はどうも怪しい……。

「琥太郎たちは映画のインタビューと称していろんな人に話を聞きながら独自調査をし、推理をしていきます。琥太郎はひと言で言うなら優しい。そしてある意味、面倒くさい(笑)。ひとつのことをしっかりと最後まで見つめないと気が済まないし、常に“相手主観”で物事を見て、考え抜く。その面倒くささのせいでいろいろ巻き込まれていくんですが(笑)。

 面倒くささという意味では、自分自身とすごく似てると思います。同じ思考回路だなって感じるときもありますね」

 7年前の世界では、1件目の殺人事件が起きたばかり。続く事件は食い止められるのか? そして事件の真相は?

「シリアスな展開ではあるんですけど、王道サスペンスの要素もたくさんあるので。信じたいっていう気持ちはものすごく尊いものだけれども、同時に危ういものでもあって。生きていると、わかっていてもやっちゃうことってあるじゃないですか?そんなものが詰まっている感じがするんですよね。

 僕は台本を“ほら見たことか!”って言いながら読んでいます(笑)。だからみなさんにも、ぜひ声を出しながら見ていただきたいって思っています」

子役時代はできないことだらけ

 7年前にタイムスリップする本作。加藤に行ってみたい時代やタイミングを尋ねると、

「ないんですよね(笑)。ただ高校の3年間はロンドンに留学していて。寮で暮らしてサッカー漬け、演劇学校にも通っていたあの生活はもう一回送りたいなぁと思いますけどね。あ! まさに7年前ですね。17歳のころはいちばん満喫していた時期ですね(笑)」

 1歳1か月でデビュー。大河ドラマ『天地人』(2009年)での“わしはこんなとこ、来とうはなかった”&トヨタ自動車のCM“こども店長”で国民的子役に。その後も順調に活躍していた。

「シンプルに、日本にいたらずっと活動を続けていたと思います。当時も、長期休暇は(日本の)仕事をしていたので。でも留学期間で、僕は初めてスポーツと自分の身体に向き合えました」

 人気子役ゆえに日焼けはNG。消防士がかぶるような帽子を常用していたと振り返る。

「髪は自由に切れないし、絶対に声をからしちゃいけない。だから、応援団もあきらめました。やっぱり仕事が流動的なので、部活などのチームスポーツも避けてきたんですが、ロンドンではそのすべてが網羅できました。

 その経験をせずに大人になっていたら、今の僕は明らかにいないと思うので、本当に大切な時間でした。俳優は“人を生きる”仕事だと思うので、あのときサッカーをやっていなかったら、今、フィジカル系の俳優にはなっていなかったでしょうね。今作、アクションはないですけど(笑)」

 8月には25歳を迎える。どんな俳優になっていきたい?

「目の前のお仕事一つひとつ、ちゃんと向き合ってやっていくしかできないなと感じています。未来のことを考えたり、それに向けて動くことも大事なんですけど、結局、未来をつくるのは“今”だから。一つひとつ、今あるお仕事に向き合って頑張っていきたいなと思います。

 やっぱり好きなことをお仕事にするって理想ではありますけど、難しいことでもあると思うんです。これは僕だけじゃなくて、社会で働くみなさん、そうだと思うんですけど。そのうえで、楽しいと思うことに向き合わせてもらえるのであれば、しっかりと向き合い続けたいと思っています」

デジカメを引っ張り出したら

 展開はシリアスだが、共演者(鈴木仁、与田祐希、唐田えりか)は超仲良し!

「3日目くらいには完全に打ち解けて。唐田さんが死刑囚役なので3対1のシーンは多いんですけど、みんなで本番直前までケラケラ笑っていますね。

 3人はフィルムカメラを持っていて、ふざけた写真を撮り合うことも多くて。僕も久しぶりに小学校の高学年ぐらいのときにいただいた、ちっちゃいデジタルカメラを引っ張り出して充電して持って行ったら、メモリーカードがなかった(笑)。もう1週間くらいたってるんですけど、まだ買いに行けてないです」

このニュースに関するつぶやき

  • 子供店長がいつの間にか立派な好青年になってた。最近の子役は、ケーキ屋けんちゃんを反面教師として、将来ビジョンがしっかりしてるのかもね。
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