妊婦死亡事故でおなかの中の赤ちゃんにも重い障害… 禁錮2年6か月の実刑判決 胎児の被害が認められない“刑法の壁”を前に遺族が署名活動も

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2026年06月18日 18:35  TBS NEWS DIG

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妊婦が亡くなり、おなかの中にいた赤ちゃんにも重い障害が残った事故で実刑判決です。胎児の被害も罪に問われるべきだと署名活動を行った遺族の思いとは…。

去年5月、愛知県一宮市で起きた交通事故。妊娠9か月だった研谷沙也香さん(当時31)が、乗用車にはねられ亡くなりました。

事故後、帝王切開で生まれ、「日七未」ちゃんと名付けられた赤ちゃんには、重い脳障害が残りました。

沙也香さんの夫 研谷友太さん
「ようやく安定期にも入ってきて、(出産が)目前でしたので、本当に楽しみにしていたと思います」

沙也香さんを死亡させたとして、過失運転致死の罪で起訴された児野尚子被告(50)。

刑法で胎児は、「人ではない」と解釈されることから、当初の起訴内容には「被害者」として日七未ちゃんの名前はどこにもありませんでした。

日七未ちゃんへの傷害も罪に問われるべきだ…。遺族が署名活動を行い、検察は過失運転傷害罪の適用は断念したものの、日七未ちゃんの被害を起訴内容に記載する訴因変更を行っていました。

そして、きょうの判決公判で、名古屋地裁一宮支部は「現場は見通しもよく、過失の程度は非常に重大」。「誕生を心待ちにしていた我が子を抱くこともできず、この世を去る無念は計り知れない」などとして、児野被告に禁錮2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

沙也香さんの夫 研谷友太さん
「実刑判決を受けられたことは、(日七未ちゃんのことを)量刑に、裁判官が考慮してくれたと思う」

遺族は、胎児が法的に被害者と認められるよう、刑法の改正を求める署名活動を続ける方針です。

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  • 事故後に妊婦が帝王切開で出産するまで生きていたかが境界線じゃないかな? 生存なら嬰児(えいじ)で人間扱い、死亡後なら胎児(たいじ)で妊婦の一部。
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