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フリーアナウンサー丸岡いずみ(53)は1日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋根」(月〜金曜午後1時55分)に生出演。中居正広氏の女性トラブルに端を発した一連のフジテレビの問題で、3月31日に公表された第三者委員会の調査報告書の内容に関する弁護士の橋下徹氏の主張に、経験を踏まえて反論する場面があった。
第三者委の調査報告書では、今回の件について「『業務の延長線上』における性暴力であったと認められる」と認定した。このくだりについて、丸岡、弁護士の野村修也氏とともに番組に出演した橋下氏は「報告書の中でどうしても抜けているなと思うのは、『業務の延長上』となっているが、女性は中居さんに誘われ、2人きりで、部屋でもいいかと言われた。嫌な気持ちがあったのに、なぜ直属の上司に相談しなかったのか」と指摘。「初動対応は適切だったと記された上司に、なぜ報告と相談をしなかったのか」「行く時になぜひとこと、相談ができなかったのか」「ふたりきりでマンションに行くなら、上司は止めますよ」と、女性の当時の対応について持論を展開した。
これに番組MCのフリーアナウンサー宮根誠司は「ぼくも局アナをやっていたから分かるが、予定が空いている旨を返信しているので、こういう状況は(断るのは)なかなか難しい」とした上で「僕の頭の中で、アナウンス部長が(相談相手として)浮かんでくるかといえば、浮かんでこない」と応じた。丸岡も「橋下さんのおっしゃりたいことは分かります。直属の上司に相談すべき、となると思いますが」とした上で、北海道文化放送の局アナだった自身の経験を振り返り「アナウンス部にいましたが、そのときに(例えば)中居さんからこういう話がきている、ふたりきりになりそう、どうしましょう?と、同じアナウンサーの仲間に言えるかといえば、言えない」と主張。「普通の一般企業の上司と、アナウンサーの上下関係は正直申し上げて違うんです」と、アナウンス室の人間関係の「特殊性」を訴えた。
中居氏とトラブルになった女性Aさんの当時の判断をめぐっては、番組のラスト近くで、再び橋下氏が言及。丸岡、宮根の主張を踏まえた上で「直属の上司、アナウンス部というものに特殊性があるとしたら、そこを変えていかないと。報告をして、『だめだ、行かなくてもいいよ』と言う仕組みが重要。もしそういうことなく、アナウンサーの人が何をやっても全部が人権侵害となってしまうなら、一切飲み会に行くな、取引先とは一切会うな、と全面禁止になってしまう」と、問題提起した。
これに対し、丸岡氏は意を決したように「橋下さん、先ほど私に、なぜあの時点で(女性Aさんは)上司に(中居氏との会合出席について)言わなかったんだとおっしゃいましたが」と切り出し、「えっと…言葉は難しいんですけど、正直申し上げると、いす取り合戦をやっているんですよ。アナウンス部は。それが実態です」と、アナウンス部内の人間関係について、経験者の見解を口にした。
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「その中で『敵』にすぐ相談できますか?という。それが実態です」とも訴えた。
橋下氏は「その構造をはっきり打ち出して(テレビ局)全局がそこを改めていく、ということ」が必要だと訴えた。一方、宮根は「上司が上司であり、仲間であり、ライバル。というのがアナウンサーの実態です」と、丸岡の意見に同調。丸岡は「本音です」と、言い切った。
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