電撃再婚の前田吟夫妻が「新婚さん」出演　80歳目前の恋に手段選ばずアプローチ

22年6月に歌手箱崎幸子と電撃再婚した俳優前田吟（80）が、22日放送のテレビ朝日系「新婚さんいらしゃい！」に、夫妻で出演する。制作のABCテレビ（大阪市）が21日、発表した。

映画「男はつらいよ」シリーズ、朝ドラに大河ドラマと、無数の作品に出演してきた超ベテラン俳優と、1969年デビューした歌手が「新婚さん」カップルとして登場する。

出会いは一昨年の成人の日だった。その半年前に、長年がんと闘った前妻を亡くしていた前田が、寂しさを紛らわそうと「荻窪のスナック街へ出かけた」ところ、「好みの女性が2〜3人の男性連れで」路地へ消えた。ふと目をやった先のスナックの電気がともり、入店。その店内で、箱崎が歌っていたという。

ただ、その時点では、会話をさほどかわすわけでもなかった。箱崎も同じく前夫をがんで亡くしており、境遇も似ていた。

帰宅後も思いを募らせた前田は「毎夜、（箱崎の歌を）聴きながらスマホで彼女の記事やらYouTubeやらを調べまくった」と言う。

前田は、知人を介して箱崎の連絡先を入手。「電話での猛アタック」を始めたといい、番組進行の藤井隆、井上咲楽も仰天。藤井が「僕が知ってる前田吟さんと全然違う…」と思わず漏らすほどだったが、前田は「（当時）年も80近いから」と笑い、“手段を選ばない”アプローチに出たと明かした。

箱崎の方は、見知らぬ番号からの着信に不審に思いつつも「あまりにしつこい」ため、電話を受けると、前田と判明。そこで「前田吟です。結婚を前提にお付き合いできませんか」と即プロポーズを受けたと打ち明けた。

箱崎も、前田の思いを受け入れ、交際わずか3カ月でスピード再婚。新婚生活で「一番幸せなのは、朝ご飯」と語る2人が、出会いから交際、ゴールインまでの過程を赤裸々に語っている。