有村架純「いつまでも“ビリギャルの子”ではいられない」

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2016年06月05日 14:20  週刊女性PRIME

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昨年、金髪で主演に挑んだ『映画 ビリギャル』。その演技が評され、日本アカデミー賞では優秀主演女優賞と新人俳優賞をW受賞、ブルーリボン賞では主演女優賞など、数々の名誉ある賞に輝いた女優・有村架純(23)。 今年に入ってからは月9の主演にも抜擢され、ノリにのっている彼女が今、思うこととは? 「プレッシャーというか、ますます“怖さ”が出てきました。いつまでも“ビリギャルの子”ではいられないんです。あれだけみんなに大きな影響を与える作品に出会えてうれしいと思う反面、それを越えなきゃって。名前負けしたくないんです」 彼女にとって『ビリギャル』後、初の主演映画となるのが『夏美のホタル』。 「私自身、今回の作品に賭けているところがあって。どこかで手を抜いてしまったら、その役はきっと、私じゃなくてもよかったってなると思うんです。中途半端なことしかできなかったら、今の状況から抜け出せない。だから思い切ってやらせていただきました」 有村演じる主人公・夏美が、父の形見であるバイクに乗って訪れた、とある田舎町でひと夏を過ごす姿が美しい情景とともに描かれる。 「自然いっぱいの場所での撮影は、まるで夏休みを過ごしているようでした。ここ数年は、忙しくて全然夏を満喫できていなくて。でも、この撮影では浴衣も着せてもらったし花火もしたし、劇中で思う存分、夏休みしました!(笑) 昔は夏休みになると鹿児島のおばあちゃん家に行ってキャンプをしたりして。楽しかったなぁ」 ドラマに映画とここ最近は忙しく、なかなか兵庫の実家にも帰れていないと有村。あまり弱音を吐くことがないという彼女だが、唯一、甘えられる存在が母だそう。 「実はこの前、初めて母にヘルプを求めたんです。“ちょっと助けて〜!”って(笑)。東京に来てもらって、料理とか洗濯とか家のことをサポートしてもらい本当に助かりました。あと私にとって、おばあちゃんの存在もすごく大きいんです。 おばあちゃんとはよく電話で話すんですが、いつも“人に感謝することを忘れたらダメだよ”って言ってくれて、忘れかけていた大事なことを思い出させてくれます。でも直接会えてないから体調とかすごく心配しているみたいで……。安心させるためにも、もっと頑張らなきゃいけないし、休みがとれたら会いに行って元気な姿を見せたいと思います!」 女優として、ひとりの人として徐々に成長を見せていく彼女。この前まで事務所で“一番後輩”だった彼女も、今や“先輩”の立場に。 「なんと、後輩が5人もできました!(笑) まだ自分が事務所に入ったばっかりだったときは、山口紗弥加さんや吉瀬美智子さんとか、先輩たちが本当によくしてくださって。おさがりのお洋服をもらったりご飯に連れてってくれたり、先輩がいっぱい気にかけてくださったんです。私も後輩に同じようにしてあげたいな。尊敬されるような先輩を目指して、頑張ります!」 ◎映画『夏美のホタル』(6月11日全国ロードショー) 写真学校に通う夏美(有村架純)。将来の夢、そして恋人の慎吾(工藤阿須加)との関係にも行きづまったある日、父の形見のバイクに乗って思い出の森へと向かう。そこで出会ったのは小さな商店を営む通称・地蔵さん(光石研)とヤスばあさん(吉行和子)親子。夏美は2人の家に居候することになり……。 撮影/廣瀬靖士

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  • 主演女優が「賭けている」とか言うのって重みがあるし、自身の代表作を引き合いに出すのもなかなか聞けないことだから、人間味があって好感持てる。
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