トヨタ、全日本ラリー第2戦にスポーツ制御CVT搭載のヴィッツCVTを投入
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2017年04月04日 18:11 AUTOSPORT web
TOYOTA GAZOO Racingは、4月7〜9日に佐賀県唐津市で行われるJRC全日本ラリー選手権第2戦ツール・ド・九州に、スポーツ制御を施したCVT(無段変速機)搭載車『TGR Vitz CVT』を投入する。
モータースポーツの厳しい環境下で『人を鍛え、クルマを鍛える』ことを目的に、2015年からJRCに参戦しているTOYOTA GAZOO Racing。今回はモータースポーツにおけるCVTの新たな可能性を追求するべく、TGR Vitz CVTを投入することになったという。
TGR Vitz CVTに搭載されているスポーツ制御CVTは、状況に応じ、アクセルのオン、オフに関係なく、エンジン回転数を最高出力が発生する値にキープ。これにより、コーナー進入前の減速時には充分なエンジンブレーキが、コーナー立ち上がり時には鋭い加速性能が得られるとのこと。
車両製作に際し、宮本昌司チーフメカニックは「耐久性の確保・軽量化はもとより、選手の利便性やメカニックの整備性の向上」を心がけたと語っている。
マシンをドライブするのは大倉聡、コドライバーは豊田耕司が務める。なお、チームにはトヨタの社員メカニック5名に、CVT担当社員エンジニア1名が加入。彼らが競技中のサービス作業を担当することになる。
■参戦体制
チーム名:TOYOTA GAZOO Racing
参戦車両:TGR Vitz CVT
監督:豊岡悟志(当社社員)
チーフメカニック:宮本昌司(当社社員)
メカニック:当社凄腕技能養成部社員
エンジニア:当社ドライブトレーン制御開発部社員
ドライバー:大倉聡
コドライバー:豊田耕司
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